【ポケモンSVシーズン1ルール】ダブルドラフト杯準優勝 奇襲雨サナイルカマンダ ドラフト選定編
こんばんは、ポケモンSVのS2も終盤に差し掛かってる頃ですがいかがでしょうか?
僕は最高30位くらいまで上げた後ボロクソに溶かしたので撤退しました。
剣盾初期ではスムーズに環境適応できてた分、今作では勝っても負けても苦しい試合ばかりで未だに納得のいく試合が出来ずにいます。
さて、今回ご紹介する構築はルートさん主催で1月末に開催された「ダブルドラフト杯」で使用した構築となります。(参加者8名)
こちらの構築で予選全勝、決勝戦で敗北し準優勝という成績となりました。
ドラフトダブル杯予選全勝抜けから準優勝でした。
— 四季卿 (@Gardevoir_3710) 2023年1月28日
獲得したポケモンのみ見せあうルールのため、奇襲テラバが刺さる環境を読んで
マンダに格闘テラを仕込んでバンギゲザンをカモったり、イルカに妖テラを仕込んで初手に居座るドラゴン勢を倒す狙いが上手くいきました!
後日動画でご紹介します https://t.co/oQGjnv3iOG pic.twitter.com/haXaQQ7e5P
今までランクマでは勝てないことに息苦しさを感じていたことですので、変則的な対戦ルールとはいえこの環境で結果を出せたのは嬉しかったです
今回はドラフトで採用したポケモンの理由で前編、採用したポケモンの調整紹介で後編の2部構成とさせていただきます(長いので)
一応ルールを簡単に(ドラフトの方法は割愛します)
・シーズン1準拠のダブルバトル(トリル♀イエッサンは使用禁止)
・対戦はBO1
・参加者は4人ごとに2つのブロックに分かれ総当たり
・各ブロックの優勝者が決勝に進出し、決勝戦と3位決定戦を行う
・使用するパーティーはすべて固定。1戦目の前に主催にチームのレンタル画像を送る
…こんなところでしょうか。
まずは最初に参加者全員が一巡目から七巡目まで獲得したポケモンの画像を表示しながら、何故このポケモンを選んだのかを解説していきます。
☆参加者全員の獲得ポケモン☆
左から一巡目…の選択となります。
1,ポケモンの採用理由
☆一巡目☆
まずは一巡目に採用したポケモンの理由について説明します。
「サーナイト最初に取るんじゃねぇのかよ」と思われる方もいるでしょうが、これも一つの作戦。
一巡目はよほどのことがない限り自分の希望ポケモンが他と被って使えなくなる…ということはないと考えました。
つまり構築の核となり、相手の選択したポケモンに合わせて柔軟に型を変えられる汎用性の高いポケモンが欲しいです。
それらを選定した結果、第一に確保したかったポケモンはボーマンダでした。
①特性:威嚇は幅広い構築で活躍する枠である
②SVダブル環境はドラゴン環境であり最初に狙われなかったとしても、次は皆狙うと予想。
その中でもボーマンダは中速帯のポケモンなので抜けるポケモンと抜けないポケモンの差がはっきり分かれ、立ち回りのブレを減らせる
③物理・特殊両方できる種族値。相手のドラフトを見て物理の方が良いかな?…ってなったら型を変えられるのでカスタマイズ性能が高い
…というわけで最初は他の参加者の取るポケモンに合わせて自由に型を変えられ、環境で貴重なドラゴン枠と威嚇枠を兼ねられるボーマンダを採用しました。
☆二巡目☆
次に採用したかったのは攻撃を吸収するポケモン。具体的には「このゆびとまれ」「いかりのこな」枠ですね
S操作と組み合わせたり、耐久に難のあるボーマンダを弱点技から守ったり…やれる立ち回りは幅広いので是非とも確保したい。
今回私が採用したのはウルガモスです
ボーマンダの苦手な鋼タイプに強くゴツメを持たせることでタスキマスカ―ニャにもけん制になる。
悪テラスで虫の抵抗を採用すればグレンアルマイエッサンの並びも、ある程度は対応できます(参加者であたったグレンアルマイエッサンのイエッサンは「♂」でしたが…♀イエッサンを他の方に取られたため)
何よりランクマで愛用してて他の吸収系より信頼していたので採用しました。
☆三巡目☆
三巡目に採用したかったポケモンは
・「相手の弱点保険コンボ」を黒い霧でリセットできる
・環境に水の通りがいいためジェットパンチ連打してれば強そう
…という点から「イルカマン」を採用しました。
ちょうど参加者の「ちゃんはの」さんがセキタンザンを獲得している、「がはく」さんが「ヘイラッシャ(単品)」の鈍いや「アーマーガア」の鉄壁など耐久系の積み技を持つポケモンを獲得しているので、活躍はありそうです。
肝心の寿司構築(ヘイラッシャ+シャリタツ)ですが、がはくさんが「ヘイラッシャ」を1巡目で獲得した後に、2巡目でまつげさんが寿司合体を阻止するために「シャリタツ」を指名したので寿司合体は阻止されました。
(ドラフト制だと特定の並びを奪い取ることで対策出来るのも面白いですね)
☆四巡目☆
四巡目に獲得したポケモンは「サーナイト」です。動画の主役です(なのに4巡目)
一応四巡目で狙ったのにも理由があって
・1巡目~3巡目は構築の核となるポケモンを取る人が多い。サーナイトはある程度参加者のドラフトが確定した段階で「補完」として採用されることが多いポケモンなので、序盤に取られることはないだろうと判断してました。
あと僕の空気を読んで取られないだろうとたかくくってました
勿論サーナイトにも役割はあります。
①貴重なフェアリー枠。
入れとかないとドラパルトの鉢巻ドラゴンアローで構築が吹き飛ぶ
②トリックルームを展開できる
今まで採用した3体はいずれも中速のポケモンであるため、ヤミカラスやファイアローの追い風構築に弱い。トリックルームで返すのは大事(そのために2巡目に、粉役のウルガモスを欲してました)
③技範囲が広くドラゴンに強い
ボーマンダだけに任せるのは不安。サブウェポンも豊富なので、相手のドラフトを見て判断できる。
…という理由です。正直そろそろ取られそうだったので、内心ひやひやしてましたw
☆五巡目☆
ここまでで採用した4体で「鋼枠」がいないことに気づきました。環境で主要なポケモンとしている「ドドゲザン」「サーフゴー」はこの段階で他の方に獲得されていました。
サーフゴーのゴールドラッシュやニンフィアのハイパーボイス等受ける場面が多い鋼枠は構築に1体は欲しいところ。
今回私は「ジバコイル」を採用しました。
優秀な耐性から突撃チョッキとのシナジーが高く、電気の通りがいいため「アナライズボルチェン」が相手にかなりの負荷となります。
何より交代により特性が発動するイルカマンとの相性が良く、ヤミカラスやファイアローをボルチェンで吹き飛ばしながら、イルカマン降臨の流れをつくれると強力です。
選択ポケモンを見せあった状態でお互い構築を組むため、ビックリ地面テラスに破壊される可能性がないよう注意することにしました。
☆六巡目☆
ここまで獲得されたポケモンが参加者全員に公開されると、誰がどういう並びでどういう動きを狙ってるというのがわかってきます。
例えば「まくろ」さんは「イッカネズミ」「コノヨザル」を獲得してるので、「イッカコノヨ」が「バンギラス」と「ルガルガン」がいるため「バンギルガン」もできます。
何で誰も妨害しなかった
YURINさんが最初に獲得したグレンアルマも「イエッサン♂」を獲得したことで一応「ワイドフォース」は使えます。
…というわけで六巡目は相手の主要な並びをメタりつつ、こっちの獲得ポケモンをより強化する補完枠を選択することにしました。
それがペリッパーです。
・イエアルマやバンギルガルガンに対してワイドガードが使える。
・天候を雨にすることでボーマンダの最強技である「暴風」を合法的に打てる
・雨イルカマンの手助けジェットパンチヤバい
特に3つ目が強力で今の環境は水の通りが非常に良い環境になってます。
参加者の獲得ポケモンを見ても雨ジェットパンチによるスイープが受からなさそう…と感じたため、雨始動役のペリッパーを採用することにしました。
この時点でボーマンダは「ぼうふう」を使える特殊型で採用することにしました。
☆7巡目☆
7巡目とは言いましたがポケモンは6匹で戦いますので、参加者は「7体のポケモンのうち、どの6体を組み合わせて大会に持ち込むのか」を考えることになります。
(1試合目の前に主催にパーティーを提出するので、選ばれなかった残り1体はずっと使えません)
そして僕が今まで選択した6体を見て察しのいい方は気づくでしょうが、普段ランクマで回してる6体を確保できています。つまり変える必要がないんですよね。
…なので最後のポケモンは今まで獲得されてないポケモンで「自分が相手してて嫌なポケモンを先に奪い取って対策する」ことにしました。
それがタイカイデンです
まあ…物の見事に僕の構築にぶっ刺さってるわけで、こいつを取られたら本当に勝ち目がないレベルでキツイです。(ジバコのボルチェン警戒ちくでんとか持ってたら絶望)
びっくりテラスタル等対策枠を用意するのもありましたが、最後のドラフトという事で流石に時間が取れず「だったら自分は使わないけど、相手に使わせなければいい」…ということで選択しました。
一応マスカ―ニャの上を取れる追い風ポケモンであるため、ドラフトポケモンの7体を見ただけでは相手目線「出してくるかもしれない」と構築を組む段階で意識させることが出来ます。(所謂ブラフ)
中速寄りのポケモンで組んでいたのがここにきて生きるわけですね。
…というわけで以上7体をドラフトで採用し、そこから構築を組み始めて大会に臨みました。努力値の詳細などは「後編」をご覧ください
後編へ続く…