【ポケモン剣盾GS】しくじりザシホウオウ反省会 【VGC2022 INC予選】
今更!?
今回は僕の配信上でも散々ネタにされている、INC予選爆死構築を簡単にご紹介します。
今思い返しても何でこんな弱い構築を本番の予選に用いたのか意味が解りませんし、リスナーにも散々言われている構築です。
最終成績は30勝12敗でレート1711
ザシアン@くちたけん
特性:ふとうのけん
性格:意地っ張り
実数値(努力値): 197(236)-225(116)-136(4)-×-136(4)-187(148)
技構成: きょじゅうざん,せいなるつるぎ,剣の舞,まもる
備考:
2021のPJCS予選(竜王戦ルール)で壁ラプラス&剣舞ザシアン使って抜けたもんだから、当時も行けるやろ…と妄信していた。
上位にいた電光石火ザシアンの強さに気づけなくて、1回目の予選で抜けたプレイヤーの記事を読んだら、最強すぎて今ではこのルールのザシアンは電光石火絶対入れたい。
ホウオウ@突撃チョッキ
特性:さいせいりょく
性格:意地っ張り
実数値(努力値): 193(92)-171(164)-115(36)-×-175(4)-150(212)
HD:壁&ダイマックス状態でC222カイオーガの潮吹き4耐えとかだったと思う。
技構成:ブレイブバード,せいなるほのお,じしん,ギガインパクト
備考:
やらかし枠1
元々はレックウザ
を使ってた(何故)。
詳しく説明するとPJCS2021予選の感覚から「ダイジェット&ザシアン」の動きが強いことに気づき、ダイジェットを一致で使える強力なポケモンを探していた。
加えてザシアンを通す際に障害となっていたのが「きょじゅうざん」を耐えてワンパンしてくる「グラードン」「カイオーガ」だった。
レックウザはザシアンと縦の相性補完が優れており、エアロックで天候も打ち消せることからザシアンの苦手な天候系に有利を取れると考えて、このルールが始まったころから2か月近く使ってた。
突撃チョッキを持たせることでカイオーガのダイアイスにも耐性を付けて、ダイジェットで抜きに行くことを想定。
しかしあまりにも「ダイアイス」が痛すぎた。しかもこの頃はHBチョッキオーガなんてのも増えてたもんだから、こっちはジェット2発で倒せないのに向こうは2発で落としてくるもんだから意味がわからない。
あとレックウザは相手のザシアンのきょじゅうざんに弱すぎるのでそれもキツかった
(同様の理由できょじゅうざん等倍のイベルタルも当時は低く見ていたのですが、結果は皆さんご存知の通り。今はイベザシしか使えません。イベザシ最強)
つまり「きょじゅうざんに耐性があり」「グラカイにもそこそこやれそうなダイジェット枠」…ということでホウオウを使うことになったわけです。
ただ壁を貼ってもダイマカイオーガへの対策が出来ていなかったので、結局何の解決にもなりませんでした(何よりガオガエンがきつすぎ)
ギガインパクトはダイアタックベース。相手のダイマサンダーに打ってました。
ランドロス霊獣@命の珠
特性:いかく
性格:陽気 AS
備考:
こちらも竜王戦ルールで使用感が良かった珠ジェットランドロス。
ランドロスのダイジェット&ザシアンの動きはグラードン構築に強く、こちらは最後まで愛用してました。
ただやはりガオガエンがきつすぎるし、こちらも後に結果を残した「白いハーブ」ランドロスが神すぎて、最後はハーブばかり使ってましたね。
特性:ビーストブースト
性格:むじゃき
実数値(努力値):146-170-57-177(156)-51-223(252)
技構成: 瓦割り,凍える風,コーチング,まもる
やらかし枠その2
上3体を見ればわかりますが「壁オーロンゲ」をあまりにもなめ腐ってます。
最初は竜王戦ルールで使ってた襷レジエレキを入れてましたが、壁オーロンゲ+ダイマ禁伝の並びに手も足も出なかった…
ですがエレキネットのS操作がないと、黒バドやザシアン相手に対応できません。
そのためギリギリ黒バドザシアンを抜ける素早さを持ち、似たS操作の「凍える風」を習得し、瓦割りで壁を破壊できるフェローチェを採用するに至りました。
ちなみに最初は「レックウザ」に瓦割りを採用してましたが、壁ロンゲ&カイオーガに破壊されるので没
上3体が物理アタッカーなのでコーチングを採用することで、ガオガエンの威嚇にも対応できると考えました(対応できていませんでした)
結局壁ロンゲ&ダイマカイオーガの並びには、GSの最後まで頭を悩まされることになります
オーロンゲ@リリバのみ
特性:いたずらごころ
性格:わんぱく
実数値(努力値): 202(252)-140-112(132)-×-111(124)-80
HB:リフレクター&リリバでザシアンのきょじゅうざん耐えだったと思う。
技構成:イカサマ,リフレクター,光の壁,怖い顔
備考:
やらかし枠その3
対トリルミミ白バド構築,弱保ソルガレオ構築用
最初はブラッキーを採用し壁役をダイマラプラスにして役割分散させていたのですが、モロバレルの催眠やガオガエンを水技で削るために「カプ・レヒレ」を採用したく、オーロンゲを採用することになりました。
保険が発動した白バドのダイアイスをリフレクター込みで耐えながら、イカサマで返していく動きが強力でした。
壁状態で後述の黒い霧レヒレと並べることで、弱保ギミック構築に有利を取れます。
ボルトザシアンには壁貼ってレヒレの黒い霧連打してダイマターンを枯らし、後続ザシホウオウでの打開を狙ってました。
ただ「壁を貼ってまでやることがダイマ凌ぎかよ」って感じで、まあ構築全体とのシナジーがなかった。
光の壁を貼った状態のダイマホウオウは圧倒的な特殊耐久でカイオーガとも戦えますが、結局相手もダイマを切られたらジェット2発で落とせないのでその点もダメでした。
カプ・レヒレ@オボンのみ
特性:ミストメイカー
性格:控えめ
実数値(努力値): 177(252)-×-155(156)-138(84)-152(12)-106(4)
技構成: だくりゅう,マジカルシャイン,黒い霧,守る
備考:
オーロンゲと組ませて対トリルや弱保構築を迎え撃つ。特性とだくりゅうでガエンバレルに強い点を評価しました。
マジカルシャインを採用したのは、バレルパルキアのような構築に確実に削りを入れるためです。(特にパルキアは重いので)
壁+黒い霧レヒレで相手の初手ダイマをいなす→ダイマを枯らしてこちらの打開ダイマを通す
…という発想自体は当時としては面白かったと思います。(当時の僕も最強だと思ってたので)
ただやっぱり「その考えが最強である」と妄信したのが爆死した結果なのは間違いないです。
反省点:
レジエレキを抜いてフェローチェ入れたらそりゃそうなるよな…という感じです。
特に壁+チョッキダイマオーガは最後の予選まで対応方法が解らず苦戦させられました。
②ガオガエン舐めすぎてる
今でも愛用してるイベザシはイベルタルが特殊アタッカーであるため、威嚇の影響を受けずダイジェットで削れるのですが、物理ホウオウにしたらそりゃ(ry…
威嚇&捨て台詞でぐっちゃぐちゃにされてました。
③壁を貼ってまでチマチマした動きしかできないのはあまりにも弱い
これはまあ構築にもよるでしょうが、当時の環境の壁構築というと「壁+ダイマオーガ」「壁+キョダイリザードン」なんかが挙げられると思います。
あの構築は強力な天候補正やスリップダメージが強力なので耐久方面と火力方面を両立した動きが可能になってたわけですが、この構築はそういう要素はありません。
要は攻め手に欠けるという事です。
一応剣の舞ザシアンなんかで壁からの全抜きという動きも考えていましたが、当時の環境ではそんなことをやってる余裕はありませんでした。
総括:一つの考え方に固執しすぎた
僕が予選を抜けることが出来た年とダメだった年の構築を見比べてみると、やはりダメだった構築は「変なところで特定の戦術に固執」してるところがあるようです
勿論その中にはトップメタを握ることが出来たものの、実力不足で惜しくもダメだった年とかもあるのですが(2018年のサナガエンや2020のアシレサマヨナット等)
そうでない構築の場合は実力以前に「構築が弱い」ところがあります。
こうなる原因は単純で「一人で構築を考えているから」に他なりません
複数人で意見を交換し構築を洗練させていくことが出来るなら、どの構築が正解か不正解かというのはある程度判断つくのですが、一人でやってるとそのアイディアが正しいのかクソ雑魚なのか判断できませんからね。
そういう意味ではやっぱりポケモンって一人では勝ちきれないのかもしれませんね。
今年(2023年)のPJCSは運よく予選抜け出来ましたが、こういうことはそう多くはないですし実際安定して予選抜け出来てるわけでもないので、ポケモンの取り組み方を見直す必要がある…と記事を書きながら思いました。
とりあえずは今は週末の本戦に向けて悔いの残らないように全力で最終調整しようと思います。
おわり