姫と騎士団

ポケモン,ダブルバトル,サーナイト

【ポケモン剣盾ダブル】S33 最終R1909 最終順位36位 Pressureサナイベルオーガ

こんばんは。四季卿と申します。

 

今回はS33で使用したサーナイト構築をご紹介させていただきます。

並びは前回と同じサナイベルオーガですが、前期の反省点をもとに所々改善を行い今期も使用しました。

※レンタルチームはこちらから

 

最高レート1928(瞬間1位)

最終レート1909(最終順位36位)となりました

二期連続でサーナイト入りでレート1900を達成したという事で、サーナイトがGSでも活躍できるという事を今度こそ証明できたのではないでしょうか。

欲を言えば最終30番以内で終えたかったところですが、やはり最終日のランクマはレベルが高く、中々1900から先に進むことが困難でした。

故に1909という半端な結果で終えてしまったのは少し後悔が残りますが、前期のように最終日にいきなり下振れてレートをどん底に落とすという事はなく、強者相手も常に安定して2桁を維持できたことは大きな進歩といえるのではないでしょうか。

何より重要視されるのは最終的な成績です。臆病というと言葉がわるくなりますが、せっかく何百戦も潜ったのに最終レート1900で終えられないのは見栄えが悪いという事で、このレートで終えることとなりました。

GS終盤の二か月間ずっと使用してた愛着のある構築ですからね。やっぱりいい成績で終わらせたいものです。

さて…並びこそ同じものを使用したサナイベルオーガですが、前期の反省をもとに様々な改善を施し今期に臨みました。

今回はその改善点をメインに解説し、前期と同じ調整の個体の解説は控えめにさせていただこうと思います。

1.構築経緯

前期のサナイベルオーガの最大の弱点。それは先制追い風構築への対応が厳しいというものでした。

イベルタルに守るがない関係上、ダイウォールで攻撃をしのぐしかなく非常にもったいない立ち回りです。

前回の記事では構築にトリルを採用することを検討していましたが、構築全体を調整していった結果、どれも構築に必須という事でトリルを入れるスペースがありませんでした。

そこで対策として構築内に「守る」の採用数を増やすことで、ターンを凌いで勝つということを目標に立ち回ることにしました。

そのためイベルタルに守るを採用するわけですが、どれを切るべきかは悩みました。

 

イカサマ→ダイアーク最大打点。威嚇を入れられてても物理アタッカーに高打点を見込める

・飛行技→ダイジェットの媒体。イベルミラーを考えると流石に切れない

・追い風→ボルトザシアンのようなジェットの打ち合いに負けるような構築に必須

…ということで「ふいうち」を切りました。

黒バドやエレキ相手に欲しい場面もあるといえばあるんですが、まあなくても立ち回れるという事で守るを優先した形となります。

 

続けて飛行技の媒体。以前はダブルウイングを採用してましたが、この技…ダイジェットの威力がクソ雑魚すぎて以前から悩んでました。

壁貼りオーロンゲに対しては猫+ジェットで吹き飛ばしながらアドを取っていくのですが、HBに厚いロンゲだとたまに耐えられるんですよね。

またダブルウイングが役立つ場面としてタスキ持ちの「エルフーン」「ヌケニン」「ウーラオス」に役に立つと前回はお話ししました。

しかしエルフーンは耐久振りの個体も増えヌケニンはこらえるで無効にするので意味がない。

唯一ウーラオスには役に立つのですが、個体数がそこまで多くないことを考えると、威力重視のゴッドバードをダイジェットの媒体にしたほうが良いんじゃないかとなったんですよね。

あと基本的にダイマが切れたイベルタルイカサマしか打ちません。ゴリランダーにダブルウイングが役に立ちそう感ありますが、あいつ実は耐えてきます。(挙句の果てに外す)

伝説ポケモンカイオーガだろうがレシラムだろうが基本Aの高いポケモンが多いので、下降補正が入ってたとしてもイカサマの方が入ります

ですので、使いにくい技ではありますが、ダイジェットの威力重視としてゴッドバードを採用するに至りました。

 

続けてサーナイトの技の変更

対白バドパルキアにおいて以前は指+パルキアに対してダイアーク+メガネシャインで一掃してたのですが、眼鏡サーナイトが認知されてきたのか最近はエンポリ2から入ってくる人が増えてきました。

その時はポリ2にトリックで眼鏡を渡すのですが、結局トリル自体は貼られているため、ターンを凌ぐ手段がありません。要は白バドのおやつにされてしまいます。

そのためサーナイトのマジカルフレイムを削除し、守るを採用してターンを枯らすようにしました。こだわり持ちは守るがないという先入観を利用し、白バド側もダイマを切らない傾向にあるため、ガオガエンの立ち回りが安定します。(ぶっちゃけマジフレいらんかった)

再戦で対策される初見殺しは3流です。1流の初見殺しはバレても勝てる戦術だと思っています。

その他細かい調整を施したポケモンもいるのですが、長くなるので個体紹介で…

2.個体紹介

サーナイト@拘り眼鏡

・特性:トレース

・性格:控えめ

・実数値(努力値)

143-×-86(4)-194(252)-135-132(252)

C:D↓状態のH197パルキアをダブルダメージシャインで確定1発

S:大体のトリルパルキアを抜けるよう準速

・技構成

マジカルシャイン,ワイドフォース,守る,トリック

・個体詳細

調整は前回と変わらず。レジエレキと組ませてるパルキアは速いかな?くらいで警戒していますが、それ以外の白バドパルキアパルキア大体S130程度でとどめているため、このくらいで十分です。

CSということで耐久方面は終わってますが、それでも特殊耐久は最低限あり珠パルキアのダイアースくらいは耐えてくれるため、アークビートが相殺されるということはありませんでした。

逆に物理方面は本当に終わってるため、ガオガエンのフレドラやDDラリアットには注意です。威嚇をトレースしたりガオガエン後投げで軽減できるものの、ポリ2がダークオーラをトレースされたらほんま気まずい…

特性トレースは発動機会こそ少ないですが、白バドガエンと並んでるときに確定で威嚇をトレース出来たり、モロバレルの再生力をコピーして回復したりと地味に役立ちます。

何よりパルキアとのS関係を把握できるのは大事。

また意外とキュレム構築にも選出できることが判明し、ターボブレイズをコピーした後

そのまま後続のザシヌケニンをオーガサナでぶち抜いたシーンもありました。

これらの器用な立ち回りはカプテテフでは出来ません。サーナイトだからこそ成しえる戦術といえるでしょう。

 

ガオガエン@防塵ゴーグル

・特性 いかく

・性格 わんぱく

・実数値(努力値)

202(252)-135-146(180)-×-120(76)-80

HB:A244ザシアンのじゃれつくを確定3発

HD:あまり

 

・技構成

フレアドライブ,挑発,猫だまし,捨て台詞

・個体詳細

前回との変更点は素早さを削り、耐久方面を再び重視したところです。

そもそもブラッキー抜きまで振ったところで、隣にいるポケモンが大体やべえ伝説ポケモンなので挑発打ってる暇がないんですよね。

物理方面は感覚でこれくらい耐えられればいいかな…というくらい。最近のザシアンはカイオーガ意識でじゃれつくを採用する傾向にあるため、複数回受けられるのは重要でしょう。

特殊方面もあんまり削りすぎるとフシギバナのダイアースや黒バドのアストラルビットを受けきれなくなってしまうので、あまり削りたくない…

個人の好みが分かれる調整のポケモンですが、ガオガエンは遅ければ遅いほど強いと考えていて、後攻捨て台詞から有利伝説を出せる動きは強いです。

白バドパルキアの白バドが意地っ張りで採用傾向にあった時、一時期のんき最遅で採用することも検討してましたが(先行で捨て台詞打てる可能性がある)これも好みの分かれるポケモンですし、そこまで過剰なメタは貼らなくていいかなと。

S1↑で大体のチョッキグラードンに上から捨て台詞打てるので、無振りくらいがちょうどいいかなと思います。

 

イベルタル@命の珠

・特性 ダークオーラ

・性格 陽気

・実数値(努力値)

202(4)-201(252)-115-×-135-151(252)

・技構成

イカサマ,ゴッドバード,守る,追い風

・個体詳細

変更点は構築経緯で詳しく述べたので簡単に。

カイオーガが特殊最強の禁伝ならイベルタルは物理最強の禁伝といえるでしょう。

ダイアークとダイジェットの威力を最大限引き上げたことによって、ミラーにも強くなりました。

何より耐久に振った眼鏡黒バドをダイジェットで落とせるのは素晴らしいです。

ダイジェット媒体のゴッドバードですがこの構築自体猫だまし持ちが多く、猫読みで守る傾向にあるため、意外と素で打てる機会も多いです。

素の威力は140,3割怯みに急所率が高いという破格のスペック。

決まった時は大きなアドバンテージとなるでしょう

 

カイオーガ@うしおのお香

・特性 あめふらし

・性格 おくびょう

・実数値(努力値)

176(4)-×-110-202(252)-160-156(252)

・技構成

潮吹き,冷凍ビーム,こんげんのはどう,守る

・個体詳細

最強

潮吹きで落とせるリーチを伸ばすことを考えるとCもSも切れません。

イベルタルが選出できない試合(オザシボルトゴリラ)などにはカイオーガを軸とした選出で戦っていきます。

カイオーガの潮吹きというのは強力かつ対策必須のため、相手は交代や守る…ダイマックス等で対策してきます。

このことが後述するライチュウの歌うの強さにもなっているのですが、それはライチュウの項目で

 

ゴリランダー@おはなのおこう

・特性: グラスメイカ

・性格: いじっぱり

・実数値(努力値)

201(204)-167(52)-110-×-122(252)-105

A:無振りカイオーガをフィールド下グラスラで確定1発

HD:C222カイオーガのダブルダメージ雨潮吹きをフィールド回復込みで確定3発

      C222カイオーガの珠冷凍ビームを確定耐え

 

・技構成:

グラススライダー,10万馬力,猫だまし,守る

・個体詳細

変更点は端数で振ってたBSの努力値を全てAに回したこと。

そもそもゴリランダー自体が猫を打ちあう機会って偶発対峙した時くらいで、あまりないんですよね。

それよりはとにかく削った攻撃で少しでもカイオーガを落とせる範囲を広げようという意思の表れです。

10万馬力の威力がザシアンに対して弱すぎるので達人の帯も真剣に考えたのですが、ライチュウがいなくなった後のレジエレキや黒バドに少しでも多くグラスラのダメージを与えたいため変わらずお香で採用しました。

 

ライチュウきあいのタスキ

・特性 ひらいしん

・性格 臆病

実数値(努力値 )

151(124)-99-92(132)-110-100-178(252)

HB:A167化身ボルトロスのダイジェット+A244ザシアンのA+1石化耐え

S:最速

 

・技構成

エレキネット,歌う,手助け,猫だまし

・個体詳細

調整は前回と同じ。Sを削ってBに回せばボルトの珠ジェット+ザシアンの石化耐えるかな?とも思ってましたが、普通に無理だったので諦めました。

S110はミラーもそうですが、追い風ラティアスそしてすぐ下にダイジェットの使えるカミツルギがいることも考えると最速は切れないでしょう。

ライチュウの歌うの強さは前回説明しましたが、いまいちピンと来なかった方も多いようですので、今回は立ち回りを例にして解説します。

例えばこの対面

VS

ガオガエンカイオーガダイマックスやライチュウの猫だましを考慮すると交代の選択肢しかありません。

その場合出てくるのはゴリランダーがメジャーでしょう。

VS

この場合ライチュウが歌うをゴリランダーに当ててしまったらどうなるでしょうか。

折角カイオーガ対策で出したゴリランダーが眠らされてしまうので、そのままカイオーガの攻撃でゴリ押されてしまいます。交代際の催眠は確定眠りなので

仮に外してもこちらはガオガエンに下げたり、守ったりとサイクルを継続できるので

ローリスクハイリターンで打てる催眠技ということになります

 

 

またザシアンが「ねこだまし」を防げないという弱点も利用していきます。

ザシアンは猫だまし+ダイマックス技にとても弱いポケモンですので、守るで行動を凌ぐ傾向になりがちです。

そこで隣のポケモンに歌うを歌ったらどうでしょうか?

※実際にあった例

VS

ザシアンが守るを選択、ギラティナダイマックス。

先攻催眠は基本最速起きが弱点であるため弱いとされていますが、唯一初手ダイマックスには有効とされています。

1ターンでも眠れば及第点、2ターン眠れば爆アドです。

ちなみにこちらは外した時のケアも兼ねてカイオーガガオガエンに下げています

VS

これもローリスクハイリターンの選択といえるでしょう。

ライチュウの歌うが強い理由…それは高火力伝説の圧倒的火力&猫だましの圧力で相手にプレッシャーを与え、守るや交代といった消極的な選択に対して先のポケモンに催眠を与えることで、サイクルを崩壊させていくことが出来るという事です。

 

現にこの構築は物理最高火力のイベルタル,特殊最強火力のカイオーガに加え、猫だまし持ちを3体用意しています。相手に与える圧力は相当なものでしょう。

 

その圧力を利用して強気な催眠を打てるのが歌うライチュウの強みなのです。

歌うライチュウが強いというよりは「イベルオーガ」にいる歌うライチュウが強いとも言えますね。

 

…長くなりました。要するに素で速くて選択肢の幅が広い催眠使いは強いという事です。

 

3.選出

1,基本選出

先発 

後発

or

最大選出。相手の猫だましを読んであえて手助けを打ち、隣にダイアークを打つというのも強力な選択です。

ボルトザシアンに関してはザシアンに猫+追い風からスタート。ライチュウに被弾するジェットのダメージ(珠かどうか)を見てネットイカサマでボルトを倒すか、石化読みで手助けダイアークでボルトロスを倒すか決めていきます。

ちなみに石化読みで手助けアーク打った試合は全部きょじゅうで切られました()

レジエレキが重くなりがちなバドザシ,イベザシは基本石化持ちと判断してますが、それいがいの組み合わせは構築記事を読みまくって判断してました。(オーガザシアンも最近はじゃれ+石化持ちが多いし)

 

2,対グラザシ(リンヤパ)

先発

後発

壁ロンゲ+ザシアンを考えると流石にこれしか投げられない…

相手の先発を見て判断してました。

 

先発1:

ガオガエンの威嚇でザシアンは弱められてるので、ロンゲに猫ジェット

裏はリザグラが殆どです。

2ターン目はリザードンを繰り出しジェット+攻撃を狙ってくるでしょう。

ザシアンも動く傾向があるので、ジェット+フレドラでザシアンを早急処理してました。

あとはカイオーガで天候取って有利プランです。

 

先発2:

グラリザ

 

一番楽なパターン。相手は交代オーガ読みでガエンにジェットを打つか、素直にゴクエンをイベルタルに打ちます。

こちらはガエンをゴリランダーに下げリザにダイアーク。

珠ゴクエンはイベルタルは耐えるので、ダイアーク+珠ダメ+サンパワーダメでグラスラ圏内になるためそれ以上の試合はさせません。

裏はザシトドンのケースが多いため、ガエンゴリラオーガのサイクルで有利に立てます。

ジェットでゴリラが倒された場合は、いったんカイオーガで天候を取って打開します。

ゴリラがいない分トドンの処理が若干不利ですが、ダイマックスもフルで残ってるためそこまで部の悪い試合にはならないでしょう。

 

先発3:リザロンゲ

かなり気まずいパターン

猫だましを警戒してロンゲはまず引くのでイベルはアークをリザードンに打つのですが、考えられるのが2パターン。

1,ザシアンに引いてジェットのバフを載せる

2,グラードンに引いてジェットをガエンにぶっ放す。

前者ならガオガエンは捨て台詞安定なのですが、後者はガオガエンが生き残ることが出来ないためかなりまずいです。

ゴリランダーに引こうにも、向こうがザシアンに下げてジェットを打たれたらサンパワーダメも入れられないため犬死です。

先発4:リザザシアン

考えられる中で最悪の初手

ザシアンが突っ込むのか、グラードンに引くのか。リザードンがゴクエンを打つのかグラードンに引いてジェットでガエンを処理しに来るのかが完全に択

上手い人ほど大体3,4の選出パターンで来てたので、これはこちらの選出も見直す必要があるかもしれません。

そもそもこの構築は対応範囲の広さをウリにしてる構築なので、全ての選出に対応するのは難しいと思います。

負けてしまっても対戦相手の選出の癖、プレイングなどを把握し再戦に備えるのがいいかもしれません。

 

3,対オーガザシアン(ボルトorサンダー入り)

先発

後発

こちらも対応範囲の広い構築で有名。

電気対策のライチュウ、ザシアンを弱めるガオガエンカイオーガを狩るゴリランダー

構築の主砲カイオーガ…ということでイベルタルを出すスペースがないのがキツイです。(前記事でこっち5体投げたいのに向こうは4体ですむという理由がこれ)

イベルタルがいなくて困ることは相手のゴリランダーの処理。カイオーガのHP管理が非常に重要となります。

相手のダイマ電気ポケモンを手助けストリームで落とした後は、ガエンの威嚇やゴリラのグラスフィールドカイオーガの消耗したHPを回復させ対ザシアンに備えます。

 

4,白バドパルキア

先発

後発

指+パルキアなら前回同様アーク+メガネシャインで一掃できます。

ガエン+パルキアサーナイトダイマ。まれに堅いパルキアがいるため、イベルタルは事前にイカサマで削っとくとよいでしょう。

 

ポリ2ガエンからきた場合はメガネトリックをポリ2に押し付けます。

後者の場合裏はたいていバレルバドレックスが多いです。

バドレックスの猛攻を守るでしのぎながらガオガエンの捨て台詞でいなし、トリルターンが切れたらイベルオーガのアークビートで一掃します。

こちら側がかなり消極的な選択を取ることになるため、強気の剣舞とかされるとかなり厳しいです。

 

5,キュレムイエッサンorヤミラミ

先発

後発

きついと思ってたけど、実はそうでもなかった構築(気づきって大事)

キュレムイエッサンは初手両動かし、追い風シャインで攻めます。

サーナイトがアイスで倒された場合は、オーガを死にだししてアークビートに切り替え

イベルタルが倒された場合は、オーガの潮吹きと合わせてキュレムを処理できるので、2体を倒した後オーガをダイマさせて対ザシアンに備えます。

 

ヤミラミキュレムサーナイトダイマ、イベル守るからスタート。

大抵イベルにアイスを打つのでそれで1ターンいなし、サーナイトフェアリーで削ります。

2ターン目はイベルは追い風サーナイトは引き続きキュレムにフェアリー。ヤミラミにサイチェンされるでしょうが、むしろオーガを通すために障害となるため好都合です。

あとは追い風カイオーガでザシアンを倒していけると思います。

 

 

6,トルネオーガザシアン

先発

後発

めちゃくそきつい構築に変わりないですが、相手の先発がトルネオーガ(ワンチャンザシアン)ならワンチャン勝機があります

…といいますのも、トルネオーガ側の取ってくる行動は3つ

1,オーガ守るトルネダイジェットでゴリラ処理

2,オーガをザシアン引き、トルネダイジェットでゴリラ処理

3,両守る

このうち1と2が重要でして、こちら側はオーガにグラスラ。イベルは追い風をします。

要するにトルネに「わざとダイマを切らせるのを狙います

ダイジェットのS上昇は1段階に対して、追い風は2段階。つまりそこからイベルオーガで制圧が可能になるわけです。

オーガの苦手なゴリラを意表を突くダイマで処理したと思ったら、逆にこっちが不利な状況に持ち込まれていた。それを狙います。

ちなみにトルネザシアンは…ナオキです()ダイジェット切ってくれればいいんですが、大体の人は守るでしょう…

 

4.最後に

前期に比べ多少は苦手な構築に抗えるようにはなったのは評価点だと思います。

特にイエッサンキュレム系統に関しては、無理だと思ってたけど実は有利構築だったというのに気付くのが遅かったです(歌うで対策とか意味不明だろ)

前々から構築はずっと一人で組んできている身ですが、複数人で考察していればもっと早く改善点を見つけられたかもしれません。

USMでサナガエンを使ってた時も「ランドロスはチョッキ以外あり得ない」とこだわり続けた結果、特殊スカーフランドロスの強さに気づくのに遅れ予選落ちしました。

今年のJCSも壁オーガに対する立ち回りを確立できずに、イベザシの立ち回りでゴリ押そうとした結果予選落ちしました。

最終的にはS31最終8位で最高のイベザシ構築を完成させられたものの、この気づきをもっと早くできていれば…と悔やんでなりません。(これに関しては後日イベザシの記事で)

僕は一つの構築を使い続けて結果を出すタイプなのですが、環境に合わせてチューニングする対応力も身につけなければいけない…と痛感しました。

これは構築だけでなく立ち回りにも言えますね。

 

そういう意味では今シーズンは割と早く改善点を洗い出しサーナイトで戦える構築を生み出せたのではないかと思います。

 

何はともあれ剣盾ダブルで一番サーナイトでレート1900を達成してるのは、間違いなく僕でしょう(自画自賛)

好きなポケモンで高レートを目指す…そういう配信者が減ってきた昨今、久々にサーナイトクラスタとしての意地を取り戻せたのではないかなと思います。

今回の構築を使用した対戦動画も後日投稿予定です。また、YouTubeだけでなく久々にニコニコにも上げたい感がありますね(10月から新機能が追加されるらしいので)

S34は魔境も魔境なのでまずはQRで手探りで環境調査するところから始めたいところ…

 

新作のテラスタルも気になります。また好きなポケモンで勝てる時代が来ればいいなぁ…と古参ダブル実況者として願っている次第です。

ここまで読んでいただきありがとうございました!

【ポケモン剣盾ダブル】S32最高レート1925 サナイベルオーガ

お久しぶりです。四季卿と申します。

今回はS32で使用したサーナイト構築をご紹介させていただきます。

当ブログでは「サーナイト構築を多く紹介する」と書いておきながら、剣盾当初から一度も書いてなかったので、記事として残すのは初めてになりますね。

一応好成績を残したサーナイト構築は過去に動画としてご紹介していましたが、こうして文章として残すのも後々役立つかもしれません。

 

さて肝心の成績なのですが、S32では最高レート1925を達成することが出来ました。

最終日にボロクソに溶かしてしまったのですが(反省点に関しては後述)伝説2体環境の中でサーナイトを使ってる人は数少なく、恐らく最高成績なのではないかと思います。

使用した伝説はイベルオーガ。全体のパーティーはこちらになります(シーズン最終日と比べて微調整を加えたポケモンがいるので、構築記事では修正前の配分と修正後の配分をご紹介します。レンタルは修正後の構築です)

公開しているレンタルになります。


1.構築経緯

前期に長期間使ってたイベザシで最終8位を達成したのでひとまずこのルールでの区切りをつけた私の次の目標

GS環境でもサーナイトが使いたい。

今までもサーナイトでレート1900越えを達成したことは何度もありましたが、それは鎧の孤島が解禁される前のガラルダブルの話。

冠の雪原で準伝説が解禁された後の全国ダブル、禁止伝説を1体だけ採用した竜王戦ルールではサーナイトの活躍を見いだせず、ずっとお蔵入りしていました。

視聴者からもこの点は指摘されていて、いつかこのルールでサーナイトを活躍させられれば…と思ってました。

そして時は流れ伝説2体採用のGSルール。先月ついにサーナイトの役割を見つけ出し瞬間ですがレート1800を達成することが出来ました。

その時のパーティーがこちら

(現在レンタルは非公開)

追い風イベルライチュウからのカイオーガで制圧する構築は以前から存在していましたが、イベルタルが物理である関係と守るを採用するスペースがない関係から「白バドパルキア」に不利を取ると考えていました。

これをチョッキサーナイトで見れるようにして、パルキアとの殴り合いに勝つというのがコンセプトです。

隣にシードイエッサンを並べることで両方特殊方面に厚いため、ダイマパルキアとの打ち合いにはめっぽう強いです。

さらにワイドフォースの存在でモロバレルの行動も阻害させやすかったのもメリットだと思います。

この構築は多くの海外プレイヤーから評価され、動画でも紹介していただきました。

(個人的にJamesに動画にしてもらったのは一番うれしい)

 

しかし一方で課題も多くありました。

まずチョッキサーナイトの火力のなさ

努力値をHSに回してるためダイマ前提の立ち回りが多く、相手がサーナイトの行動を想定していきなり白バドに下げたときなんかは不利を取ることが多かったです。

2つ目は後続カイオーガがきついこと。

当時はロンゲで壁を貼ってダイマチョッキオーガでゴリ押してくるカイオーガが多かったため、初手物理イベルで返り討ちにできていたのですが、後続に出てくるタイプとなると有効打を持つポケモンが全くいないため、そのまま返り討ちにあってしまいます。

あとトリトドンが単純にきついのも課題です。

 

この点は放送でも指摘されててどうしようかと悩んでいたのですが、そんなときランクマでリスナーである「たいき」さんが僕の構築を参考にした構築でマッチングした時がありました。

彼はサーナイトの枠をニンフィアでイエッサンの枠をゴリランダーで使ってたのですが、これを見てゴリランダーを採用すればイベルタルカイオーガ対策を一任させずに済むと考えました。

また彼は放送内でダイアークでDが下がったH振りパルキアは、サーナイトの眼鏡ダブルダメージシャインで落とせると進言してくれたことを思い出し、実際にダメ計を回したところぴったり落とせると判明

この指トリルを狙われても両方せん滅することが出来るので、完璧な対策です。

最近のパルキアは珠を持たせた攻撃な型が多いのも追い風でした。

こうして課題を2点攻略したサナイベルオーガ構築が完成しました。

 

ちなみに初めに言っておくとサーナイトはほぼ対白バドパルキア専用ポケモンなので選出率は一番低かったです。白バドパルキアに対してはめっぽう強かったのですがまあ仕方ないね…

 

2.個体紹介

サーナイト@拘り眼鏡

・特性:トレース

・性格:控えめ

・実数値(努力値)

143-×-86(4)-194(252)-135-132(252)

C:D↓状態のH197パルキアをダブルダメージシャインで確定1発

S:大体のトリルパルキアを抜けるよう準速

・技構成

マジカルシャイン,ワイドフォース,マジカルフレイム,トリック

・個体詳細

構築の始発。サーナイトを活躍させるために相性のいい禁伝を探した結果、イベルオーガにたどり着いた。

そしてイベルオーガが苦手とするパルキアに対しての役割をサーナイトが担ってもらう事にする。

素早さは環境に存在するトリルパルキアの最大Sを調べた結果、130相当と判断し準速まで伸ばした。

同じ役割はカプテテフでもできそうだが、サーナイトの差別点は「トリック」の存在。

ダイマした時にウォールの媒体になれるのはもちろんのこと、カイオーガを見てるのに舐めて出てきたエンポリゴン2にメガネトリックを渡すことで置物にできる。

2つ目はマジカルフレイム。眼鏡状態で打つことはまずないだろうが、ダイバーンの媒体としたり相手の特攻を下げたりと汎用性は高い。技範囲が広いのは重要。

3つ目はワイドフォース。これもダイマ前提であるが、ダイマが切れた後でも強力なエスパー全体技として機能する。

この構築は猫だまし役を3体採用してる&カイオーガの存在で初手猫トリルをする人は少ない。

そのため粉や指でトリラーを守る傾向にあるため全体技で対応することは重要である。

 

 

ガオガエン@防塵ゴーグル

・特性 いかく

・性格 わんぱく

・実数値(努力値)

変更前

202(252)-135-145(172)-×-121(84)-80

HB:A244ザシアンの+1聖剣を最高乱数以外耐え

変更後

202(252)-136(4)-145(172)-×-115(36)-86(44)

HB:A244ザシアンの+1聖剣を最高乱数以外耐え

S:無振りブラッキー抜き

 

・技構成

フレアドライブ,挑発,猫だまし,捨て台詞

・個体詳細

ザシアン,白バドへの後投げが安定するため採用。物理相手にクッションになってもらいたいため、HBベースでの配分。

トリルモロバレルに蹂躙されてはお話しにならないので防塵ゴーグルを採用。挑発も入れることでより強固にしている。

変更後は素早さをブラッキー抜きにしているが、これは構築単位でグラードン構築にいるブラッキーの行動を許しがちなため上からあくびでかき乱される前に挑発で止めたかったため。

特に語ることはないだろうが、このポケモンを5年間愛用してる僕の考えは猫だましは相手へのプレッシャーを与える技であること

守るや交代を読んで捨て台詞を使えるとアドがとれて美味しい

 

イベルタル@命の珠

・特性 ダークオーラ

・性格 陽気

・実数値(努力値)

202(4)-201(252)-115-×-135-151(252)

・技構成

イカサマ,ダブルウイング,不意打ち,追い風

・個体詳細

構築のエース。特殊型と違い物理型の優れている点は「ふいうち」でエレキを縛れること、チョッキカイオーガに強いこと。

構築にライチュウを採用することでボルトザシアンのダイジェット展開を、猫+追い風で簡単に切り返せる。

勿論エレキネットイカサマでボルトには大ダメージ。ザシアンも手助けイカサマで倒せる(たまに耐えられる)

追い風以外でも素早さを上げる手段として、ダイジェットの媒体にもなるダブルウイングを採用。素の威力はクソ雑魚だがエルフーンやウーラオスヌケニンのタスキを貫通できるのは嬉しい。

逆にダイアークのDダウンの恩恵を受けられてないため、ダイマが切れると途端に火力不足に陥る。下がった特防を利用してカイオーガで暴れよう。

 

カイオーガ@うしおのお香

・特性 あめふらし

・性格 おくびょう

・実数値(努力値)

176(4)-×-110-202(252)-160-156(252)

・技構成

潮吹き,冷凍ビーム,こんげんのはどう,守る

・個体詳細

イベルタルのジェットアークで暴れた後のスイーパー。上から殴れるうえ特防も下がってる相手に打つ潮吹きは、ダイマックスポケモンすらも破壊する。

カイオーガがいるおかげで相手はガエンランドといった威嚇枠の選出を躊躇するようになり、だからこそ物理イベルが刺さるという相性補完も生まれます。

故にゴリランダーを始めヘイトを集めるポケモンであるため、守るの採用は確定。

サブウェポンもオーガが突破の難しいトリトドンやゴリランダーに少しでも抗うために冷凍ビームを採用しています。

持ち物はうしおのおこう。神秘の雫じゃない理由はお香という「縁起物」を持たせることでライチュウの歌うの命中率を上げるためです(超理論)

実際バンバン当ててくれたのでビビりました。

 

ゴリランダー@おはなのおこう

・特性: グラスメイカ

・性格: いじっぱり

・実数値(努力値)

201(204)-165(36)-111(4)-×-122(252)-107(12)

A:無振りカイオーガをフィールド下グラスラで確定1発

HD:C222カイオーガのダブルダメージ雨潮吹きをフィールド回復込みで確定3発

      C222カイオーガの珠冷凍ビームを確定耐え

S:ミラー意識で程よく

・技構成:

グラススライダー,10万馬力,猫だまし,守る

・個体詳細

自慢のHDゴリランダー。ダイジェットの的になるから守るは欲しい…けどカイオーガへの後出し性能は欲しいという事でこの配分となりました。

ゴリランダーのグラスラ耐えというのはカイオーガ側も耐久調整をしやすいため、無理に1発で落とそうとするよりかは、確実に相手の反撃を耐えて2発で落とす方が使いやすいと思います。

10万馬力は殆ど打たないので選択なのですが、ザシアンに打って勝てた試合もあるためまあまあ

だったら帯の方がよくね?と思うかと思いますが、先制技のリーチを伸ばすことが重要と考えグラスラの火力を安定して引き上げられるお香にしました。

きせきのたねではなくお香の理由は(ry

 

ライチュウきあいのタスキ

・特性 ひらいしん

・性格 臆病

実数値(努力値)

変更前

159(188)-99-84(68)-110-100-178(252)

HB:A244ザシアンのA↑1石化を確定3発

S:最速

 

変更後

151(124)-99-92(132)-110-100-178(252)

HB:A167化身ボルトロスのダイジェット+A244ザシアンのA+1石化耐え

S:最速

 

・技構成

エレキネット,歌う,手助け,猫だまし

・個体詳細

イベルオーガは当たり前ですが電気タイプがめちゃくちゃ重いため、けん制できるライチュウを採用。

元々は調整先の指標が解らずザシアンの石化確3という微妙な調整で使ってましたが、ボルトザシアンを相手する際にジェット+石化を耐えないと、猫追い風からのエレキネットのムーブができないのが判明したので修正。

珠ボルトのジェットはどうやっても石化圏内に入っちゃうので無理でした…

まあそもそもオーガボルトザシアンのザシアンってじゃれつく入れてることが多いですし、石化打たれたことなんて一度もないですが保険として入れとくといいでしょう。

エレキネットはイベルの追い風ダイジェットと合わせて徹底的に相手を抜きされるため採用。ほっぺすりすりと違い2体に刺さるのと、ひらいしんに引っかからないのがみそです。

手助けはとなりを強化する技としてライチュウの技構成ではメジャーでしょう。

 

ラストの歌うはめったに環境では見かけない技ですが、これは配布限定のライチュウです。

歌うライチュウの強さに関してははっきり言って最強クラスの催眠技だと考えています。以下その理由について

1,避雷針なので催眠を無効化するダイサンダーが効かない

めちゃくちゃ理不尽な技ですよね。フシギバナですら防塵ゴーグルで対策出来ます。

2,猫だまし、手助け、エレキネットで仕事が完結してるので暇なときに気軽に打てる

他にやることがないときに打てる催眠ほど気軽なものはありません。猫だましで相手の動きを止めたり、手助けで強化したりネットでS操作したり…

フシギバナは催眠しかやることないですが、ライチュウは無限に行動の選択肢をつくれます。感覚としてはゴチルゼルに近いかもしれません

 

3,素で速い

上から打てるのは強い。当然のことですね。

4,身代わり貫通

意外とこれを知らない人が多くて、催眠を身代わりでかわそうとするザシアンを歌うで眠らせた試合も何回かありました。後攻催眠なのでアドです。

…というように不利な試合を一発でひっくり返す無限の可能性を持った催眠ポケモンライチュウなのです。

1900達成の7割くらいはライチュウで歌いまくったからといっても過言ではないでしょう。

ちなみにライチュウがミラーしたときはお互いがお互いを倒せなくてクソゲーになると昔から言われています。

こんなポケモンが流行したらこの世の終わりですね。S33では流行らないことを願っています。

 

3.選出

1,基本選出

先発 

後発

or

猫+追い風orダイジェットからカイオーガで暴れるパターン

レジエレキから来た場合はとなり次第ではダイアタックして突っ込んでくるパターンもあるので、ダイアークで早急に落とすのが良いでしょう。

 

2,対グラザシ(リンヤパ)

先発

後発

上手い人はザシアン+オーロンゲで壁から展開してくる人が多かったので、威嚇でザシアンをケアしつつ猫ジェットでオーロンゲを落とす展開。

トリトドンを出す人もいたりいきなりグラリザから入る人もいたりで正直その場のアドリブで乗り切ってました。

3,対オーガザシアン(壁系)

先発

後発

猫+ダイアークでダイマオーガを削ってこちらのカイオーガを通す展開。

カイオーガの振り方次第ではダイアーク2発で落ちないケースがあるので難しい。

大抵裏はゴリラザシアンなのでガエンを丁寧に扱ってあげましょう

 

4,白バドパルキア

先発

後発

イベルでダイアーク打ちながらサーナイトでシャイン打って解決。

パルキアダイマしてきてもシャインがめっちゃ入るのでそのまま殴り勝てます。

初手ポリ2ガエンからきた場合はトリックで眼鏡をポリ2に押し付けます。

白バドが白いハーブ型だと少し面倒かもしれません

 

4.きつい構築(反省点)

1,エルフ(トルネ)オーガザシアン+ボルト(ツルギ)

所謂マッスルパとゆずパ亜種ですね。いきなり先制追い風出来る構築はマジでキツイです。

初手オーガかザシアンのじゃんけんになるのに加え、裏から出てくるツルギorボルトがきつすぎる。

ボルトツルギは初手で来る分にはまだ対応できるんですが、流石に盤面整った状態だとキツイ。

こっちはサーナイト以外の5体を全部投げたいのに向こうは4体で解決するのでそりゃそうだという感じです。

 

2,追い風脱出エルフ+珠ディアルガ

エルフーン自体が択の塊なので猫だまし読みで手助けを打つのか、それとも追い風をするのかわからない。

それに加え上からのディアルガが受からない。

ロンゲディアルガみたいにイベルが上からダイアーク打てるディアルガなら、まだ後続カイオーガでゴリ押しできますが…

ライチュウで歌うのも視野です。

 

 

3,キュレムイエッサン

盾役のシードイエッサン抜いて猫だまし3体入れたらそりゃそうだという感じ。

イベルのダイウォールでダイマターンを枯らし、ライチュウのネットでS操作

そこからカイオーガを通す感じでしょうか。

ライチュウで歌うのも(ry

 

4,

無理です。

 

5.最後に

4の反省点からもわかるのですが、トップメタといわれる構築に対して有利とれる構築と不利取る構築の差が激しすぎました。

そこが最終日にレートを溶かしてしまった原因なのかなと感じます。

特にエルフーントルネロス絡みの追い風構築にはほぼ絶望的で、トリルを構築に入れるのも視野に入れるべきだったと思いました。

肝心のサーナイトについてですが、選出率は確かにパーティー内で一番低かったです。

ですが出した試合は必ずといっていいほど活躍してくれ、その様子は配信を見ていただいた皆様なら実感いただけたのではないでしょうか。

僕の中では最高のサーナイト構築だと思っていますし、このポケモンがいなければイベルオーガでは白バドパルキアには勝てません。

そんな感じで特定の構築にピン差しでも刺さる役割でも、相性の良い相方を見つけることが出来れば伝説環境でも好きなポケモンで高レートに行ける

それを実感できただけでも大きな収穫でした。

剣盾当初はバンバンサーナイトで潜りまくってましたが、最近は種族値のインフレからボックスにお留守番していました。

久しぶりにサーナイトでここまで燃え上がる対戦ができた1か月はとても充実したものでした。

 

記事を書いてる途中で知ったのですが、新作SVでもサーナイトが内定したらしいですね。

ぜひ新作でもサーナイトで高レートを目指したいと思います。

ここまで読んでいただきありがとうございました。レンタルは冒頭の画像で貼ってありますので、よろしければ使ってみてください!

【ポケモン剣盾ダブル】S21~S23使用構築 ゼルネファイヤー

こんばんは。四季卿と申します。

今回はS21~S23で長期間使用していたゼルネアス構築をご紹介させていただきます。

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僕は一つの構築を長期間煮詰めていくタイプのプレイヤーなのですが、環境の変化から以前ほど思うように勝てなくなってきたので、思考の記録として残しておく次第です。

 

このルールは伝説を1体まで使用可能であり、ダイマックスが禁止されているというルールになります。

 

戦績:

S21 最終レート1920 最終順位92位

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S22 最高レート1961 最高順位20位 最終爆死

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S23 最高レート1915 最高順位1位 最終

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1,構築経緯

ダイマックスが禁止されたルールという事で僕の愛用してるゼルネアスが強いのではないか?と考えたところからスタート。今まではダイマックスの存在でジオコンムンフォが無理やり耐えられる…という事態が発生してましたが、それがなくなったため以前のように、ジオコン後の攻撃を耐えられるポケモンは数少ないという事になります。

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…というわけで取り巻きをゼルネが苦手なポケモンを補っていく形で組んでいくことにしました。

まずはカポエラー。威嚇でゼルネの物理耐久を補いながら猫だましでゼルネのサポートが出来、ゼルネの苦手なツンデツンデに有効打を持てるという事で採用しました。

カイオーガの潮吹きや黒バドのアストラルビット等全体技が飛び交う環境ですので、ワイドガードが使える点も重宝します。

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次にモロバレル。ゼルネのジオコンを積むサポートの粉役かつ、相手のトリルに対する切り返しとして採用。ゼルネアス構築は相手のゼルネアスの処理にもたつくため、クリスモで能力リセットが狙えるのは強力です。

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次にウルガモス。これはゼルネの苦手なザシアンを安全に粉で受けられる点を評価して採用しました。HBに特化すれば2発きょじゅうざんを耐えてくれるので、ゼルネのジオコン後の行動が通しやすくなります。

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次にこれだと素の素早さ操作に乏しいのと、相手のカイオーガへの打点が乏しいため襷レジエレキを採用。エレキネットを1度入れてしまえば追い風状態のトルネオーガも抜きされるため、ゼルネの脅威が減ります。

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最後の枠は最初はより相手の鋼に強くなれる化身ランドを採用していましたが、これだと相手の黒バドが重すぎるという事に気づきチョッキを持たせたガラルファイヤーを採用することにしました。

 

おまけとして高い耐久からバークアウトでカイオーガを弱体化できる点、飛行タイプであるがゆえにグラードンの断崖の一貫を切って燃え上がる怒りで怯みが狙える点とグラカイ構築にかなり戦いやすくなりました。

 

チョッキを持たせたファイヤーがイベルタルに似てるという事で、「俺だけ禁伝2体や!イベゼルネや!」っといって戦ってたのも面白い話ですね。

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こんな感じで「ゼルネの苦手な構築を周りで補いつつ、ゼルネを通す」という構築コンセプトになりました。あらゆる構築相手にある程度の回答を用意するというレーティングでは必要とされる要素を満たせたのではないかなと思います。

 

2,個体解説

 

ゼルネアス@パワフルハーブ

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性格 臆病

特性 フェアリーオーラ

実数値(努力値) 201-×-115-176(196)-126(60)-166(252)

HD: C222カイオーガのダブルダメ雨潮吹き耐え

S: 最速

 

ムーンフォース,マジカルシャイン,ジオコントロール,まもる

 

個体解説

普通の最速ゼルネ。おいかぜ状態のカイオーガに上から行動されることが嫌だったので、素早さに補正をかけてそれなら最速にしようという事で最速になりました。

このポケモンをいかに通していくかがパーティーコンセプトなので、周りのポケモンをゼルネを通せるようにうまくサポートします。

ゼルネはザシアンに不利を取るというのが一般的な認識ですが、ゼルネのジオコンシャインは耐久振りのザシアンの身代わりを高乱数で破壊できるため、ザシアンの身代わりを割りながら隣のポケモンを破壊するという暴走っぷりを発揮できるので、実はそんななに苦じゃないです。

 

ガラルファイヤー@突撃チョッキ

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性格 ひかえめ

特性 ぎゃくじょう

実数値(努力値) 191(204)-94-110-167(252)-145-117(52)

H:16n-1

C:ぶっぱ

S:あまり

 

燃え上がる怒り,暴風,バークアウト,不意打ち


個体解説

黒バドレックスに有利を取れるポケモンとして採用。

暴風はモロバレルやチョッキゴリランダー,アマージョなどの草タイプへのダメージを大きくするために威力重視で入れてます。

基本アマージョカイオーガ構築でしか見ないし、モロバレルは防塵ゴーグルウルガモスで見るようにしてるので外しに悩まされるという事はあまりなかったですが、それでも当てなきゃいけない場面はいくつかあります。

不意打ちは攻撃に下降補正がかかってるため黒バドを落とせませんが、それでも9割近くえぐれるため味方の全体攻撃と合わせて落としに行ける便利な技です。

チョッキ型ということで耐久重視で使いたくHPを多めに。火力がとにかく足りないポケモンなので圧力をかけるためにCはぶっぱ。あまりをSに振りました。

このくらいの素早さなら大体のグラードンは抜けるため、燃え上がる怒りで怯みも狙えます。

 

レジエレキ@きあいのタスキ

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性格:おくびょう

特性:トランジスタ

実数値(努力値):156(4)-×-70-152(252)-70-277(252)

CSぶっぱ

 

10万ボルト,かいでんぱ,エレキネット,まもる

 

個体解説:

序盤の場づくりから終盤のスイーパーまで何でもこなしてくれる万能ポケモン

エレキネットで追い風状態のトルネオーガを抜くために最速にしています。

かいでんぱは重めなウツロイドに対して火力を削ぐために採用。

エレキネット→かいでんぱでゼルネやウルガモスみたいな、素早さを上げつつ火力も上げる積みアタッカーを簡単にいなせるため重宝します。

 

ザシアン構築にはゼルネで相手を荒らして、終盤襷レジエレキでザシアンに殴り勝つという事を目標に立ち回ります。

 

ウルガモス@防塵ゴーグル

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性格:ずぶとい

特性:ほのおのからだ

実数値(努力値):191(244)-×-128(252)-155-125-122(12)

HBベース

大体のザシアンのきょじゅうざんを2耐え

 

ほのおのまい,ちょうのまい,いかりのこな,まもる

 

個体解説

ザシアン構築には受けとして、白バド構築には舞エースとして採用したかったため舞と粉採用の欲張り型です

ゼルネアスの天敵であるモロバレルに対して処理を担ってほしかったので、防塵ゴーグルを採用。

ほのおのまいは今ではメジャーな技ですが、能力を上げながら相手に攻めることが出来るため蝶の舞をするタイムラグを節約でき、ウルガモスの抜き性能をさらに高めてくれます。

ザシアンには一方的に強いですが、相手の取り巻き(水ウーラ,雪崩持ち化身ランド,ペリッパー等)に不利を取るため、さきにゼルネで処理しつつ安全に怒りの粉でサポートできるように動かすことが重要です。

 

カポエラー@ひかりのこな

性格:しんちょう

特性:いかく

実数値(努力値):157(252)-115-115-×-174(228)-94(28)

HDベース

S:大体のガエンを抜けるかなくらい

 

インファイト,ワイドガード,ねこだまし,ファストガード

 

個体解説

ゼルネと抜群の相性の良さを誇るポケモンワイドガードカイオーガの潮吹きを防ぎ、猫だましでゼルネの積みサポートをし、インファでツンデツンデを倒す。

とはいえワイガは基本読まれる技ですので、詰めの場面以外では打たないのが重要です。

ファスガは最初防塵ゴーグル持ちのかいでんぱボルトロスに頭を悩ませていたころに対策として採用したのですが、副産物としてアマージョがいる構築のエルフーントルネロスの挑発、ゴリランダーのグラスラ、裏から出てきたガオガエンの猫だまし等多くの技をシャットアウトする便利技となりました。

 

持ち物のひかりのこななのですが多くの方が疑問に感じてると思うので解説します。

まずこのカポエラーは基本後投げから場に居座ってワイガや猫だましでサポートしてもらいたいポケモンなので、脱出ボタンはなし。

続いて候補の半減木の実ですがウタンは肝心の黒バドの攻撃を半減できませんし、バコウはなくてもHDに振ればトルネの暴風くらい耐えてくれます。

よって「後投げしてサポートする際に最も恩恵を受けられる持ち物」として候補に挙がったのがひかりのこなというわけです。

カイオーガの根源の波動やグラードンの断崖の剣なんかに、威嚇や耐久を生かして後投げ→ワイガでサポートというムーブを行いたいため、光の粉を持たせておくと命中不安技の被弾する確率が減ります。

被弾しなければそれだけサポートできる回数は増えるため持たせ得というわけですね。

他にもウツロイドのメテオビームに対して受け出したりするので、そういう時に避けられるとおいしいです。

 

モロバレル@オッカのみ

性格:なまいき

特性:再生力

実数値(努力値):221(252)-×-105(116)-105-129(140)-31

S:最遅

 

クリアスモッグ,怒りの粉,キノコの胞子,守る

 

個体解説

ゼルネのお供として昔からいるキノコ。もしかしたらサーナイト以上にこのポケモンを使いこんでいるかもしれません。

相手の積みエース(ゼルネやウルガモス)といったポケモンをシャットアウトするためにクリアスモッグを攻撃技にしました。

持ち物はガエンのフレドラ等で即死しないようにオッカのみ。ゼルネガエンみたいな並びに気持ち立ち回りやすくなります。

特に語ることもないキノコですが、環境に沸きすぎてメタの防塵ゴーグルもちが増えているため(特に炎ポケモン)胞子を打つタイミングは重要だったりします。

 

3,選出パターン

パターン① 対ザシアン

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先発:

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後発:

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モロバレルで怒りの粉をしながらゼルネでジオコン、モロバレルが倒されたらウルガモスの粉でゼルネをきょじゅうざんから守りながらザシアンの隣のポケモンを破壊していって、残ったザシアンをゼルネと襷レジエレキで倒します。

ザシアンの身代わりはゼルネのシャインで容易に割れるため、シャインで薙ぎ払いながら隣のポケモンを破壊できます。

化身ランドはゼルネより遅かった場合耐久振り(ゼルネのジオコンシャインを耐える)型の可能性があるため、シャインではなくムンフォで確実に倒します(ガモスが雪崩に被弾しないように)

相手の先発、立ち回りによるため構築相性としては五分五分といった感じです。

剣舞ザシアンは無理ですガモスが受けられず破壊されます(欠陥)

 

パターン② 対トルネオーガアマージョ

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先発:

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後発

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エレキのエレキネットとファイヤーのバクアでテンポを取って攻めていきます。

トルネオーガは追い風をしたとしても、エレキネットを入れられてしまうとエレキを抜けないためエレキネット→エレキネットで攻め入ることが可能です。

トルネロスを倒しておいかぜターンを枯らしてしまえば、ゼルネでジオコンするチャンスなので積むことが出来れば一気に攻め入ることが出来ます。

 

パターン③ 対グラードン構築

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先発:

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後発:

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グラエンテイから来た場合はエンテイを10万で削りつつ燃え上がる怒りで怯みを狙う。

グラバナから来た場合は大体フシギバナが守っていたので、エレキをカポエラーに下げて威嚇を入れながら燃え上がる怒りで削ってました。

カイオーガ構築と違いゼルネが上からジオコンを打てる機会が多い、猫だましが基本無効化されないというのがあるのでこれもジオコンが積めれば一気にまくり返すことが可能となります。

 

パターン④ 対ゼルネアス構築

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先発:

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後発

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どっちが先に早漏ジオコンするかのチキンレース

相手のジオコンにはモロバレルのクリスモで対処、ゴーグルウルガモスでゼルネの障害である相手のモロバレルを倒して、ゼルネの一貫を作っていきます。

バレルのクリスモを警戒してジオコンを積んだゼルネアスがいったん守る、ガエンがフレドラをバレルに攻撃というムーブも取ってくることが多いため、守るに合わせて守ったりウルガモスの怒りの粉で吸収すると良いです。

 

パターン⑤ 対ムゲンダイナ構築

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先発

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後発

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ムゲンダイナ構築は取り巻きにもよるのですがゼルネを全力お介護すれば勝てるイメージがあります。

基本モロバレルでの吸収が安定するため、粉ジオコンから攻めいるのが無難だと思います。

ザシアン構築にも言えますが粉で吸えないゴリランダーに関しては、カポエラーで威嚇を入れてからジオコンをしましょう。(ウドハン+グラスラで縛られるため)

 

パターン⑥ 対黒バドレックス構築

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先発:

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後発:

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先発コジョンドバドレックスで来た場合は、不意打ちと10万をバドレックスに集中してました(コジョンドが猫だましではなくワイドガードしてくるケースがあったので)

チョッキファイヤーが余裕をもってアストラルビットを受けれるため、バドレックス自体にはそれほど苦戦しないのですが、取り巻き(エンテイウツロイド等)でファイヤーを倒しバドレックスの一貫をつくろうと狙ってくるので注意です。

特にウツロイドはこの構築の天敵であるポケモン。メテオビームはカポエラーで受けつつエレキのかいでんぱでウツロを弱体化させながら、ゼルネのジオコンチャンスを狙います。



4,最後に

ダイマ禁止ダブルではこの6体をずっと使い続けていました。

最初のうちはカポエラーのファスガだったりチョッキファイヤーの存在、舞と粉を両立したガモスが読まれなかったりと好成績を出せてはいたのですが(S22では1950越え)、環境が変わっていくにつれて剣舞ザシアンの増加でガモスで見れなかったり、カイオーガ構築が洗練されて襷レジエレキでイージーウィンが狙えなくなったりと構築で厳しい相手が増えてきて勝てなくなってしまい、シーズン途中ではありますが早めに公開することになりました。

今シーズンS23では瞬間1位を達成することが出来、Twitterも200RT,1000ふぁぼ越と大きな注目を集めたことでしたが大事なのは最終レート。最後に勝てなきゃ意味がありません。

僕自身はレート2000しか見てないため前期同様1900から溶かしたことには後悔してないのですが、やはり2000の壁を越えられない自分に悔しさというのはありますね。

来期はダイマックスありの伝説ダブル。僕がPJCS2021で予選抜けしたルールでのシーズンになるため、全く苦手というわけではないと思いますが今度こそレート2000を達成できるよう頑張っていこうと思います。

 

最後まで見ていただきありがとうございました!

 

【S12~14ダブル使用構築】ゴリ押しクレセドラン 【レート1900↑】

こんばんは。四季卿と申します。

 

S12~14の3か月間使用していたクレセドラン構築をご紹介させていただきます。

 

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S12ではヒードランの持ち物はもくたんとなってます

 

成績の方は以下になります

S12 最高レート1970 最終レート1921

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S13 最高レート1943 最終爆死

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瞬間1位も取ったりしました…

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S14 最高レート1913 最終レート1910

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1.構築経緯

S11でトリルアシレの超火力に惚れた私は、冠環境でもトリルパを煮詰めていくことにしました。

 

数あるダイマックス技の中でも「ダイストリーム」「ダイバーン」の2種は2度目の攻撃をする際に天候変化で威力が上がるため、容易な受けだしを許しません

 

ダイストリーム,ダイバーンを最も強く使えるポケモンとして、ヒードランアシレーヌが思い浮かびました。

 

ヒードランはダイスチル,ダイアースで自身にバフをかけていきながら殴れる点がダイマックスエースとして適任であると考え、アシレーヌは純粋な火力と水・妖の攻撃範囲が魅力的でした。

 

その強力な手法を最も強く生かせる戦い方として、S11でサマヨールに使用していた「手助け」が強力であると思いました。

 

手助けが使える高耐久トリラーとして今回はクレセリアを採用。

 

サマヨールと違い持ち物を自由に持てるという点からメンタルハーブで挑発対策をすることができ、不意のトリル阻止に狂わされることがないという点が評価できます。

 

クレセリアトリックルームを行う際にサポートポケモンが欲しいという所から、今回は猫だましを使えるゴリランダーを採用。

 

他のこのゆびとまれ,ねこだましサポート役と違う点はゴリランダー自身がグラスフィールドの恩恵を受けた超火力で殴り手としてそのままトリルエースになれるため、トリルターンが無駄にならないという点が評価点として挙げられます。

 

この点は過去作でのガルーラクレセのトリパと同じものを感じますね。

 

こうして猫だましからトリル、そのまま高火力で押し切る4体の基本選出が完成しました。

 

先発:

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後発:

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この4体のトリル選出で重かったのが次の2体

手助け,弱点保険を絡めたガラルファイヤー

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レイスポス

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この2体はゴリランダーの猫だましを無視しながらトリル始動役であるクレセリアをワンパンすることが出来るため、トリル選出以外の方法で対処する必要がありました。

試行錯誤の末、補完選出として化身ボルトロスと悪ウーラオスを採用。

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化身ボルトは負けん気によりレイスポスのダイホロウ,ガラルファイヤーのダイアークをけん制することが出来、自身もダイジェットエースとして第2の素早さ操作エースとして活躍してくれます。

 

悪ウーラオスはダイジェットボルトロスと攻撃方面での相性が良く、トリル選出をした際でもトリルが切れた後の終盤の掃除役としても活躍してくれ、どちらの展開でも選出できるスペックを持っています。

 

2.単体紹介

クレセリア@メンタルハーブ

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性格:のんき

特性:ふゆう

 

実数値(努力値):227(252)-×-188(244)-97(12)-150-81

C,4振り悪ウーラオスムーンフォースで確定1発

S,最遅

 

ムーンフォース

・サイドチェンジ

・手助け

トリックルーム

 

解説:

構築の出発点。手助けを使える高耐久トリルエースという点から採用しました。

サマヨールと違い持ち物を自由に持てるため、構築の苦手な要素を補えるカスタマイズ性能があります。

またムーンフォースでトリル始動役として頭を悩ませる「悪ウーラオス」に最低限抗える点も評価しています。

特攻は4振り悪ウーラオスムーンフォースで確定で落とせるくらいまで振り、あまりを物理防御に振り切りました。

悪ウーラオスや弱点保険メタグロス,ブリザポス等、クレセリアが被弾する攻撃は物理技が多いと判断したため、物理方面を厚くしました。

手助けはクレセリアを採用する一番の理由としての採用で、味方の不一致ダイマックス技も実質タイプ一致技として威力を引き上げることができる技です。

これにより役割破壊技は相手のポケモンをワンパンする威力に、タイプ一致のダイマックス技は相手のダイマックスポケモンすらもワンパンする威力になりますので、有限ターン内に決着を付けなければならないトリパとは相性が非常にいいです。

 

サイドチェンジはヒードランを護るための技として採用。

ブリザポスでもメタグロスでもどこからでもダイアースが飛んでくるため、サイドチェンジで透かしていきます。

ただめちゃくちゃ読まれやすい技であるため、上の方では相手がサイドチェンジを読むことを更に読んであえてサイチェンを打たずに手助けで火力増加を優先する…といったことも結構やりました。

 

アシレーヌ@いのちのたま

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性格:れいせい

特性:うるおいボイス

実数値(努力値):187(252)-×-95(4)-195(252)-136-58

S,最遅

 

ハイパーボイス

マジカルシャイン

ハイドロカノン

・守る

 

解説:

トリルエースその① 冠ダブル界のカイオーガ

手助けを絡めたダイストリームによる破壊力はもちろんのこと、ダイマックスをせずともハイパーボイスでゴリ押していけるという点が評価点です。

フェアリー技をムーンフォースではなくマジカルシャインにしている理由ですが、このゆびとまれ+ウーラオスという並びにも臆せず打てるという点が一つと、ヒードランダイマックスエースとして運用する際に全体技による削りを事前に入れておきたいからという理由からの採用です。

 

ヒードラン@シュカのみ

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性格:れいせい

特性:もらいび

実数値(努力値):198(252)-×-127(4)-200(252)-126-73

S,最遅

 

・ねっぷう

・大地の力

ソーラービーム

・まもる

 

解説

トリルエースその2 冠環境のグラードン(この構築自体グラカイトリパのような感じのゴリ押しと考えています)

晴れ手助けダイバーンによりアシレーヌに勝るとも劣らない超火力で半減でも相手をゴリ押していきます。

大地の力は主にガオガエンに打つ技として採用。ミラーやツンデツンデにも打っていきます。

少し珍しい技としてソーラービームを採用していますが、これはダイソウゲンとして用いることで真価を発揮します。

手助けorグラスフィールドが展開されている状態で放つことで、H振りカプレヒレをちょうど落とせるようになるため、ヒードラン側から打点が無いだろう…と油断して瞑想の起点にしようとするカプレヒレを初見殺しすることが可能になるのです。

肝心な時に熱風外しまくった戦犯

 

ゴリランダー@きせきのタネ ※キョダイマックス個体

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性格:いじっぱり

特性:グラスメイカ

実数値(努力値):181(44)-187(196)-111(4)-×-122(252)-107(12)

A,11n

HD,C161ペリッパーの暴風耐え

C206ブリムオンの珠フィールドワイドフォース(ダブルダメージ)耐え

C200ヒードランのダブルダメージ熱風耐え

 

S,ミラー意識で程よく

 

ウッドハンマー

・とんぼがえり

・グラススライダー

ねこだまし

 

解説

トリルエース3 自身の特性により火力を底上げできる最強の猫だましサポーター

猫でサポートした後にありがちな、サポーターが場に放置されるという事がゴリランダーの火力ではないためすぐ攻撃に移れる点が魅力的です。

 

調整は昔調整して以来お気に入りとなっている、ADベースの配分。

チョッキは持たせられないけどチョッキ並みの特殊耐久を確保したいな~…という願望から生み出された調整です。

ペリッパーの暴風やヒードランの熱風も耐えることが出来るため、通常のH振りだけでは耐えられない攻撃を耐えながら自慢の火力を押し付けていくことが可能です。

 

滅び構築くらいにしか採用されなさそうなとんぼ返りですが、状況に応じて後攻とんぼからトリルエースに即座に繋ぐことが出来るように採用しました。

ゴリランダーミラーでも打点になります。

 

悪ウーラオスきあいのタスキ ※ダイマックス個体

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性格:ようき

特性:ふかしのこぶし

 

実数値(努力値):176(4)-182(252)-120-×-80-163(252)

ASぶっぱ

 

・あんこくきょうだ

インファイト

・ふいうち

・まもる

 

解説:

特に語ることはなさそうなAS悪ウーラオス。構築で重めな相手のトリル始動役を手助けを絡めてワンキルすることが出来るのが魅力です。

化身ボルトと並べてダイジェット+暗黒強打で荒らしに行ったり、トリルエースで暴れまくった後の終盤の掃除役として活躍したりと構築のかゆいところに手が届いてくれます。

アシレーヌハイパーボイス,ヒードランの熱風の威力増加になってくれるため、ダイアークが打てる通常のダイマックス個体で採用しています。

 

化身ボルトロス@突撃チョッキ

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性格:ようき

特性:まけんき

実数値(努力値):159(36)-157(172)-96(44)-×-101(4)-179(252)

HB,A197霊獣ランドロスの珠ダイロック+砂ダメージ耐え

A172ドラパルトの+1珠ダイホロウ耐え

 

S,最速

 

ワイルドボルト

そらをとぶ

・ばかぢから

・うっぷんばらし

 

解説

トリル展開出来ない場合の補完エース。ファイヤーやレイスポスをけん制してもらうために、持ち物を突撃チョッキにしました。

手助けや弱点保険が発動されたとしても、無理やりダイアーク,ダイホロウを耐えて負けん気のトリガーにできるため無駄がありません。

S13から増加傾向にあったレイスポス+ピッピorトゲキッスの並びに対しても、臆せず選出することが出来ました。

 

うっぷん晴らしはアイアンテール,とんぼ返りとの選択になる技ですが、レイスポスやドラパルトを負けん気が発動すれば単体で処理できるようになるという点から採用しました。

 

3.選出パターン

 

・パターン① トリル展開 基本選出

先発

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後発

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ゴリランダーの猫だましからトリックルームを貼っていくパターン。

後ろの2体を即出ししてトリルターン中に暴れさせたいので、ゴリランダーは切り捨てても構わないという感じで動かします。

トリルを貼った後はひたすら手助けウドハンで相手を削り、ゴリランダーが倒れた後にヒードランアシレーヌのトリルエースを出して、手助けを絡めたダイマックス技でゴリ押していきます。

 

・パターン② トリル展開 (対バナコーポリ2)

先発

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後発

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バナコーポリ2は初手にバナポリを投げがちであるため、ヒードランの初手ダイマで対抗していきます。

ポリ2はサイチェンでヒードランのダイバーンを避けてくることが多かったため、ポリ2側に手助けダイバーンを打ち、フシギバナを破壊してました。

 

・パターン③ トリル展開 (対ドラパルト+ピッピorトゲキッス)

先発

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後発

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ドラパピッピorトゲキッスといった、手助けを絡めてクレセリアをワンパンしてくるこのゆび役との対戦での選出

 

クレセリアは手助けをアシレーヌに打ちながら、アシレーヌはダイフェアリーをドラパルトに打ちます。

大体の人は手助けホロウでクレセを落としに来るためクレセは倒されますが、こちらはダイマックスドラパルトと交換で倒すことが出来るため、ダイマックスターンを温存して有利に立ち回れます。

裏は素で速いウーラオスとドランゴリランダーの選択です。

 

・パターン④ ダイジェット展開 (スイッチトリル)

先発

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後発

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トリル展開出来無さそうなガラルファイヤー入りレイスポス入りに対しての選出

序盤にボルトウーラオスでダイジェットから暴れていき、終盤クレセリアのスイッチトリルから範囲技持ちのトリルエースで〆を狙っていきます。

クレセの手助け,サイチェンでボルトのサポートをしながらダイマックス技を通していくこともできるため非常に対応範囲の広い補完選出となります。

 

パターン⑤ ダイジェット展開 (レヒレ意識)

先発

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後発

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相手のパーティーにレヒレがいるけどボルトだけにレヒレの処理任せるのはまずいよな~…というときの選出。

あまりやりませんが後続がとにかく遅いポケモンで並ぶことになるため、出来る限りボルトウーラオスで暴れ切りたいです。

 

4.最後に

冠環境ではずっとこの6体を信じて使い続けてきました。

同じ6体を使い続けていながらどのシーズンでもレート1900↑を達成することが出来たので、環境の変化があっても柔軟に対応できる構築に仕上がったんじゃないかなと思います。

前の制限ダブルではサマヨールと共に戦い続けてたので、今年のルールはクレセリアと戦い抜く…と意気込んで3か月間使い続けてきましたが、まさかの来期からのルールは伝説戦という事で環境ががらりと変わってしまいました。

俺の全国ダブルはもう終わりかよ…って感じであっけない気持ちになりましたが、伝説戦は自分がJCSに出場することが出来たルールとあって感覚としては大体掴めているところがありますので、その経験を生かして頑張っていこうと思います。

 

5.動画

S12~14で使用した構築を紹介予定です!

 

【S12ダブル使用構築没1】テテフグロス

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S12で使用した構築の一部を簡単に紹介させていただきます。

最高レート1916 最終185×

 

 

 

 

 

メタグロス@弱点保険

性格:いじっぱり

実数値(努力値):187(252)-198(196)-151(4)-×-111(4)-97(52)

S:大体のミラー意識

 

カプ・テテフきあいのタスキ

性格:おくびょう

実数値(努力値):145(4)-×-95-182(252)-135-161(252)

CSぶっぱ

 

サンダー@いのちのたま

性格:おくびょう

実数値(努力値):166(4)-×-105-177(252)-110-167(252)

CSぶっぱ

 

ランドロス霊@突撃チョッキ

性格:いじっぱり

実数値(努力値):195(244)-209(196)-111(4)-×-106(44)-114(20)

HD,臆病ガラルファイヤーの+2ジェット耐え

S,準速60族抜き

 

バンギラス@ヨプのみ

性格:いじっぱり

実数値(努力値):207(252)-192(164)-142(92)-×-120-81

HB:陽気ウーラオスインファイト耐え

 

ポリゴン2しんかのきせき

性格:なまいき

実数値(努力値):191(244)-×-110-130(36)-158(228)-58

S:最遅

 

 

ランクマッチでバナコーポリ2を使っていた時にテテフグロスと遭遇し、エスパーの一貫性に苦戦を強いられたところから「思念の頭突きグロス」が強いんじゃないかと考えた。

 

フシギバナ側もメタグロスの弱点保険を考えるとダイアースを打ちにくく、処理にまごついている隙にフィールド下ダイサイコを叩き込める。

 

サイコフィールドを展開するポケモンとしてカプ・テテフを採用。メタグロスでは処理に困る悪ウーラオスにフェアリー打点が持てる

 

サンダーは対ガラルファイヤー,霊ランドは対レジエレキを意識して採用

 

バンギラスはバナコーの天候塗り替え兼対ドラパルトを考えて。

 

ダイドラグーンで火力を削がれては意味がないため、イカサマを攻撃技に

 

ポリゴン2は雨などに対して無理やりトリックルームを貼れるよう、HDベースで

キングドラの手助け雨珠ダイストリームも耐える。

 

※反省

悪ウーラオスがバグほど重かった。メタグロスダイマックスが切れた瞬間、ダイスチルの効果を無視して暗黒強打をぶちこんでくるため本当にキツイ。

 

メタグロス構築を初めて触ったが、弱点保険が発動していないグロスは持ち物が実質ないようなものであり火力面で大きくディスアドバンテージを取っていた。

メタグロスの保険は有名すぎて誰も弱点技を使おうとしないので、保険を採用するのならもっと能動的に発動させる手段が欲しい(ランドの地震くらいしかなかった)

思念の頭突きグロスの使用感は良かった(フシギバナへの打点を増やすことが出来、フィールドによって火力の底上げが出来るため、いまいちな火力になりがちなグロスと相性が良い。ヒトムにも打点持てるし。

テテフと組ませなくても強いんじゃないかと感じた。…というかテテフがフィールドを展開するだけの存在と化していたため、思うような活躍が見込めなかった

(サイドチェンジの採用理由も不明瞭)

 

ポリ2のトリルを貼れるサポートが欲しかった(流石にテテフのサイチェンだけでは苦しい)

 

 

結論:グロス難しいっすね(まる)

 

メンバー限定動画で詳しく構築紹介をしていますので、興味のある方はぜひ見てみてください。

 

【S11ダブル使用構築】三展開アシレサマヨナット

お久しぶりの構築記事投稿です。こんにちは、四季卿と申します。

 

今回はS11ダブルで使用したパーティーをご紹介させていただきます。

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成績は最高レート1965 順位3位

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最終レート1862  最終73位

 

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…となりました。

 

 

このルールはS10と同じく、特定のポケモンが使用禁止となるダブルバトルであり

 

ゴリランダーやエースバーン,ガオガエン等、ダブルバトル環境ではメジャーなポケモンが使用禁止となった特殊ルールでのバトルとなります。

 

来シーズンからは準伝説が解禁され全く別物の環境になるため、本記事の内容が生かされるかは怪しさがありますが、制限ルールで私が2か月間考察した結果の集大成という事でまとめさせていただきます。

 

 

1,構築経緯

ゴリランダーやエースバーン等が使用禁止となり、私が長い間愛用していたアシレサマヨナットレイ復権するのではないか…というところから構築スタート(9月序盤)

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S10序盤にまくろ(@makuro_pokemon)さんという方が、手助けサマヨール+襷テラキオンという並びを組み合わせて瞬間1位を達成されていたのを見て、

 

襷のタイマン性能と手助けを絡めることで岩雪崩による削り、インファイトで格闘弱点のダイマックスに対して高負荷をかけられるという点が魅力的と感じテラキオンを採用。

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初手に襷テラキオン+サマヨールで手助け雪崩で雑に削った後、タイミングを見計らってスイッチトリルを行い後続アシレナットで制圧する…という基本選出が完成しました。

 

先発f:id:gardevoirismypartner:20201101092226p:plain+f:id:gardevoirismypartner:20201101092031p:plain

 

後発f:id:gardevoirismypartner:20201101092012p:plain+f:id:gardevoirismypartner:20201101092157p:plain

 

テラキオンは高速アタッカーであるため、トリル展開の他にダイジェットを絡めて展開したいと考え、これまたシーズン序盤に話題だったオンバーンを採用

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S+1準速パッチラゴンを素で抜ける素早さからダイジェット、ダイドラグーンで削りに行くことが出来ます。

 

サマヨールと同様「おみとおし」を特性に持つため、先発起用で相手の持ち物を判断し、ゲームプランを立てやすくなります。

 

最後にこれだとナットレイやアーマーガア等の鋼ポケモンへの打点が乏しいため、炎タイプを採用したいと考えました。

 

S10では「いかりのこな」によるトリルサポートや、オンバーンのダイジェット展開と両方に相性が良く「むしのていこう」で処理に困りがちなポリゴンZを弱体化させられる「防塵ゴーグルウルガモス」を採用していました

 

相手してて厄介だった「挑発ファイアロー」に対しても、いかりのこなで攻撃を吸いつつサマヨールでトリルを狙ってました。

 

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しかし襷がないためすぐにやられてしまう点「むしのていこう」によるCダウンが汎用的でない点が気になり、S10では最終90位といまいちな結果で終わりました。

 

S11ではウルガモスの枠を変更したいと思い他の炎枠を模索することにしました。

 

考えた末に登場したのがエンニュート

・構築で若干重めなフェアリーに抜群が取れる

・猫だましによるサポート

テラキオンと組み合わせて袋叩き展開が取れる

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この3つを評価し採用することにしました。

 

テラキオンに袋叩きギミックを採用する戦術は過去に珠ドラパ+襷テラキオンとして存在します。

 

今回は袋叩きの戦術だけに頼らず、襷テラキオンの単体性能を存分に発揮できる手助けサマヨールと組み合わせることで、袋叩き展開,手助け+襷テラキオン展開と戦術の幅を広げることができます

 

これでトリックルーム,ダイジェット,袋叩き3つの展開を構築に組み込むことが出来たため、幅広い構築とマッチングするレーティングでは非常に対応範囲の広い構築になりました。

 

特に今シーズンは冠の雪原ブームでレートが過疎っており再戦が頻発していました。

そんな中で再戦に対しても様々な選出パターンを用意できた本構築が、自己最高順位を出せた理由の一つなのかなと思います。

 

以下 個別解説です。

 

2,個別解説

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アシレーヌ@しんぴのしずく

特性:うるおいボディ

性格:ひかえめ

実数値(努力値) 185(236)-×-94-195(252)-136-83(20)

 

S:準速セキタンザン抜き

 

ハイパーボイス

ムーンフォース

ハイドロカノン

・まもる

 

解説:

構築の出発点。ゴリランダーが使用禁止になったという事で、以前のような強さを発揮できると考えました。

ハイパーボイスオンバーンダイマックスを切る際にメインウェポンとなる水技。

ハイドロカノンはトリル展開でアシレーヌダイマックスを切る際に使用する技です。

 

命の珠をオンバーンに取られてしまったため持ち物は「しんぴのしずく」

基本的に水技をぶっ放すので火力強化アイテムは水技だけで十分でした。

 

素早さは基本セキタンザン入りは「ギミックを発動させる前に始動役を倒す」立ち回りを取っているため、残ったセキタンザンを抜けるラインに設定。

 

しかし60族は同族もですがニンフィアなど素早さラインが曖昧なことが多く、トリル下の行動が不安定になることも多かったため所説です。

 

 

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サマヨールしんかのきせき

特性:おみとおし

性格:なまいき

 

実数値(努力値):147(252)-×-162(92)-80-188(164)-27

HD:C161リザードンの熱風ベース晴れサンパワー珠キョダイゴクエン耐え

S:最遅

 

ナイトヘッド

・サイドチェンジ

・手助け

トリックルーム

 

解説

初手出ししたときに「おみとおし」によるアイテム判別で立ち回りの幅が広がり、耐久も高い優秀なトリックルーム役という事で採用。

テラキオンと並べた時に相手の水ウーラオスがスカーフだと判別できると、ナットレイに下げる立ち回りも安定します。

耐久は使い慣れたD重視の配分で採用。

 

サイドチェンジは構築単位でどうしようもなかった挑発ファイアロー構築に対するメタとして入れました。

テラキオンと並べた際に相手のファイアローの挑発を避けて、テラキオンの岩雪崩でファイアローを倒すという立ち回りを取っていきます。

ファイアロー構築は炎打点をアローに一任してることも多く、テラキオンで先に倒してしまえばナットレイ詰めも狙いやすくなりました

 

手助けはサマヨールサマヨールたりえる(?)最強技。

テラキオンに打って手助け+インファイトで無振りダイマジュラルドン,ダイマラプラスを高乱数で破壊できるため、そのまま数的有利を取っていくことが出来ます。

他にも雪崩での削りを強化したり、ダイマックスポケモンの火力を底上げし無理やり一体持っていく動きが出来る等、サマヨールが置物にならない強力な技でした。

 

 

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ナットレイ@突撃チョッキ(S10では食べ残し)

特性:てつのとげ

性格:ゆうかん

実数値(努力値):181(252)-148(164)-163(92)-×-136-36


HB:A182ウーラオスインファイト耐え

S:最遅

 

パワーウィップ

アイアンヘッド

・叩き落とす

・ボディプレス(S10では守る)

 

解説

アシレサマヨとタイプ補完が優れているトリルアタッカー

より火力のあるダダリンにすることも検討してましたが、氷技が等倍であるという点がラプラス入りと相手する際に重要になってくると感じそのままで

 

一般的なHA配分と違い少しBに努力値を回してますが、これは構築単位で処理に困ったウーラオス(特に水)を倒す選択肢を増やすため。

こいつの攻撃を耐えて殴り返せるポケモンは一匹でも多いほうが良いという考えのもと、ナットレイ努力値をBに回しました。

 

鋼技はトリル下のピッピやブリムオンへの打点を意識して「アイアンヘッド」を採用。

元々は守るを使える残飯型にしていましたが、S10で回してた感じ相手のナットレイへの打点が欲しくなり「ボディプレス」採用と同時に突撃チョッキ持ちに変更

 

叩き落とすはトリル下で面倒なダダリンへの打点として採用。

ダイアークとして活用することでアシレーヌの火力を底上げできます。

 

 

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テラキオンきあいのタスキ

特性:せいぎのこころ

性格:ようき

実数値(努力値):167(4)-181(252)-110-×-110-176(252)

ASぶっぱ

 

インファイト

いわなだれ

・じしん

・ちょうはつ

 

解説:

初手の削り性能の高さから採用。サマヨールオンバーンと並べてガンガン殴っていきます。

「手助けインファイト」は耐久に甘えた格闘弱点のダイマックスポケモンを一撃で破壊できるパワーを持ち、初手にダイマックスを切りがちな「ラプラス」「ジュラルドン」「ポリゴンZ」あたりをワンパンし数的有利を取っていきます。

 

いわなだれもこちらのダイマックスポケモンの圏内に押し込むという点では優秀な削り技で、手助けをからめることで非ダイマポケモンを4~5割近く削ることが出来ます。

追加効果の怯みもグッド!レートでは沢山の上振れを拾いました。

 

使用感覚としてはサマヨール+襷バンギラスに近いです

じしんは元々はシーズン序盤に増えていたストリンダーへの打点として採用していましたが、テラキオンダイマックスを切る際にダイアースの媒体としてパッチラゴンなどへの打点として使用できました。

ちなみにセキタンザンは手助けダイアースをしても落とせません(味方殴りに期待する)

 

挑発はモロバレルに打ったり、トリルミラーになった際に相手のサマヨールを止めるために採用。

ダイマックスした時はダイウォールの媒体にもなります。

 

 

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オンバーン@いのちのたま

特性:おみとおし

性格:おくびょう

実数値(努力値):161(4)-×-100-149(252)-100-192(252)

CSぶっぱ

 

りゅうせいぐん

・ぼうふう

かえんほうしゃ

・まもる

 

解説:

ダイジェット展開の要

高い素早さからのダイドラグーンやダイジェットは、禁止されたドラパルトを思い出させるスペックでした。

足りないといわれがちな火力は、テラキオンアシレーヌとの全体攻撃技と合わせることで補う事が可能です。

 

火炎放射は鋼タイプへの打点が乏しいことから採用。

追い風ではなくダイジェットによる素早さ操作で動かしたいため守るも採用。

たまに追い風読みで挑発打たれることがありアドでした。

 

ダイマ時は命中不安ぶんぶん丸なので、トリル展開と違いダイジェット展開ではダイマックス中に場を荒らしきります。

 

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エンニュート@防塵ゴーグル

特性:どんかん

性格:おくびょう

実数値(努力値):144(4)-75-80-163(252)-80-185(252)

CSぶっぱ

 

・ヘドロ爆弾

・ねっぷう

ねこだまし

・ふくろだたき

 

解説:

最後の補完枠として採用。オンバテラキのダイジェット展開、サマヨテラキのトリックルーム展開は相手のモロバレル絡みのトリパに対して薄かったため、テラキオンへのふくろだたきでまとめて破壊しようと考えました。

 

シーズン終盤では袋叩き+スイッチトリル…というくみあわせが上位帯で多く発生してたため、この発想は悪くなかったのかなと思います。

 

エンニュートは他の袋叩き役と違って「鋼に打点がある」「フェアリーに打点がある」という点が優秀だと考え選択しました。

モロバレル+ブリムオンのような阻止が難しいトリックルームでも、防塵ゴーグルを持たせることで簡単に対策が可能となります。

その他のトリパは猫だましからの挑発テラキオンで対処できました。

 

基本選出に組み込まれることは稀ですが、相手視点「袋叩き」ギミックを第1に警戒しなければいけないため選出がゆがみます。

その袋叩きを意識した先発に対し、こちらの手助けサマヨテラキやダイジェット展開が刺さることが多かったです。

 

袋叩きパは昔はあまり好きではない戦術でしたが(USMで散々ボコられたため)選出誘導としての袋叩きは最強クラスに強かったです。

強力な展開方法を選出画面で見せておいて、実際には相手が予想しない選出でイージーウィンする。

選出誘導という考えは今後のルールでも生かされる戦法であるため、今後も理解を深めていきたいと思いました

 

3,選出パターン

 

・パターン① トリル展開

先発:

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後発:

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先発サマヨテラキで手助けを絡めて相手を雑に削り、タイミングを見てスイッチトリル

→アシレナットで制圧していきます。

ファイアロー入りにはサイドチェンジを用いテラキオンで挑発を受けながら、岩雪崩でファイアローを処理していきます。

 

水ウーラオスのスカーフには注意

 

パターン② ダイジェット展開

先発:

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後発:

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中速よりのパーティーやアシレサマヨナットレイでは突破が難しい「パッチラゴン」入りに対しての選出

エンニュートは猫ダイジェットの動きを作りたいときに先発に置きます。

オンバのダイジェット+全体技で場を荒らし、削れた相手をアシレーヌハイパーボイスで〆たりナットレイで詰めるのが理想です。

 

パターン③ 袋叩き展開

先発:

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後発:

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トリパミラー,その他袋叩きが刺さってそうな相手に対しての選出

テラキオンダイマックスさせずに岩雪崩で強引に削っていくことが多いですが、無理やり一体持っていきたい…という場面ではダイマックスを切ります。

 

 

 

4,最後に

 

今期は最高レート1965,最高順位3位までレートを上げることが出来ましたが、最終的には73位まで溶かしてしまいました。

しかし不思議と後悔の気持ちはなくやり切ったという達成感が残りました。

 

今までの僕だったら「最終順位2桁載せればそれで満足」という気持ちでレートをやっていたのですが、本当に強くなるためにはその先…高順位帯でも恐れずに戦うメンタルが大事なんだと考えるようになりました。

これはレートだけでなく公式予選でも同じことだと思います。

 

今シーズンは序盤から終盤までガチでやり込み瞬間1桁も何度かとりました。

今までの「逃げの姿勢から脱却しよう」そういうシーズンだったと思います。

 

その結果ダメだったとしても得られたものは多かったです。きっと今後のシーズンでも役に立つと信じています。

 

来年こそは公式予選を抜けて再び全国へ行く

そういう気持ちで次のランクマッチは頑張っていきたいと思いました。

 

5,動画

S11で使用した構築を対戦動画で紹介予定です!

【INCFebruary】全体順位5位 Calmmindルナゼルネ 【VGC2019 Moon 】

みなさんこんばんは。四季卿と申します。

 

だいぶ公開が遅くなってしまったのですが、先日2月末に開催されました公式インターネット大会「INCFebruary」で使用した構築をご紹介していこうと思います。

 

 この公式大会は現在行われているWCSレート「ウルトラルール」とは違いまして、「ムーンルール」での対戦となります。

 

違いを説明しますと「メガシンカ,ゲンシカイキ,ウルトラバースト」が禁止され「ウルトラネクロZ以外のZクリスタル」が使用可能なGSルールとなっております。

 

使用構築は瞑想ルナゼルネです。

 

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こちらの構築で最終成績はレート1844,全体順位5位ということで予選突破。

日本代表決定戦への出場権を獲得することができました。

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・構築経緯

 ・パーティー解説

 ・基本選出

 ・あとがき

 

 

 1,構築経緯

 

 7世代からGSルールを本格的に始めた私が、幅広い相手と戦うことになるインターネット大会で勝ち抜くには「1つの構築を長期間使い続けて練度を上げるしかない」…と考えていました。

 

そこでどの構築を集中して極めるかを昨年12月に模索していたところ、ゼルネアス入りが自分の肌に合っていると感じました。

 

ジオコントロールで上昇した能力から、命中安定のフェアリー打点で制圧する。

これは私が愛用しているメガサーナイトと立ち回りがよく似ており、ゼルネアスを主軸としたパーティーを選択することにしました。

 

ムーンルールでメジャーと言えるゼルネアス入りの組み合わせとして

「グラゼルネ」「オーガゼルネ」「イベゼルネ」「ルナゼルネ」が挙げられるかと思います。

 

このうちグラゼルネ,オーガゼルネは対面操作を間違えると負けに直結しかねない

(例:グラゼルネで相手のポケモンを倒したら裏からスカーフオーガが出てきて、両縛りになった等)

…ことから立ち回りに自信が持てなかったため没。

 

イベゼルネは相手のゼルネアスへの立ち回りが苦しく、さきにジオコンを展開されると立ち回り苦しくなると思い諦めました。

 

 

最終的に選択したのはルナゼルネ。

 

ゼルネアスが苦手とする鋼ポケモンルナアーラのZが刺さり,グラカイのように天候に依存する禁伝ではないため、どのようなパーティーにも禁伝2体選出できパワーがあります。

 

 

 

・トップメタへの対策

INC直前のムーンルールで流行していた構築というと以下が挙げられるかと思います。

 

グラゼルネ

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オーガゼルネ

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ルナゼルネドーブル

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イベゼルネ

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ディアオーガ

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ネクロオーガ

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ルナオーガ

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これらの構築に勝てるように取り巻きを組んでいきます。

 

まずゼルネ入りへの対策として「ガオガエン」と「クロバット」を採用。

 

 ガオガエンは「威嚇枠」,「ねこだまし」によるサポートでルナゼルネの行動を通しやすくでき、クロバットねこだましで妨害されずに「黒い霧」,「挑発」でゼルネアス入りに対応することができます。


ここまでの4体ではスカーフカイオーガ入りのパーティーに対して薄くなっているため、残りの2枠は「チョッキカプ・コケコ」と「ドクロッグ」を採用。

 

カプ・コケコに「フリーフォール」,「エレキネット」を採用することで不毛なルナアーラミラーにも対抗できるようにしました。

 

詳しくは個別解説で…



 2,パーティー解説

 

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ルナアーラルナアーラ

 

性格: おくびょう

 

実数値(努力値) 213(4)-×-109⁻189(252)-127-163(252)

 

C:振り切り

S:最速

 

技構成 シャドーレイ,サイコショック,めいそう,まもる

 

 

個別解説:

 

努力値はミラーも想定して臆病最速。耐久はファントムガードに任せられるため、特攻にも振り切りました。

 

珍しい点として「めいそう」を採用しているところですが、これは耐久調整の指標になりやすい「臆病ルナアーラのZ」耐えを崩すのに役立ちます。

 

当時流行していたグラゼルネのグラードンは慎重HDでルナアーラのZを軽々耐えることが出来るため、なんとか木の実を発動させずに一撃で倒せないか試行錯誤してました。

また取り巻きにいるウルガモスリザードンといった強力な炎打点に、ファントムガードが切れた後でも攻撃を耐えつつ高火力技を叩き込みたい。

 

その時に役立つのが瞑想です。

 

 

またルナゼルネという禁伝2体は交代出しからサイクルをまわすようなポケモンではなく、常に片方+サポートポケモンという2体から試合が進むことが多いです。

 

そのためルナゼルネのルナアーラに採用されがちな自己暗示は、ゼルネアスと共に並ぶこと自体がそこまで多くないと判断し、それならばゼルネアスのサポートポケモンが多いこのパーティーの特徴を生かし、ルナアーラ自身も積みエースになってもらおうという考えです。

 

ルナアーラはZを失った後は火力不足になりがちといわれてるポケモンですが、瞑想を積むことでZを切った後でもある程度火力を出せたかなと思います。

 

 

 

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ゼルネアス@パワフルハーブ


性格 おくびょう


実数値(努力値) 205(28)-×-116(4)-176(196)-122(28)-166(252)


HD:C222カイオーガのダブルダメージ潮吹き耐え

S:最速

 

 

技構成 ムーンフォース,マジカルシャイン,ジオコントロール,まもる

 

個別解説

 

当時数を増やしていたルナアーラのZや、最速カプテテフの挑発を貰うと萎えるので最速のCSベース。

 

ゼルネアスを使うときのゲームプランは「ゼルネアスの行動を通せるか通せないか」にかかっているため、周りで苦手なポケモンを対処しながらジオコン後のフェアリー技を通すことを意識します。

そのため攻撃技はメジャーな単体フェアリー技のムーンフォースと、終盤の掃除役として優秀な全体フェアリー技であるマジカルシャイン

 

初日では様々な構築を見かけることが多いインターネット予選ですが、ジオコン→高威力フェアリー技という戦術はシンプルかつ強力で試合の取りこぼしを減らすことが出来ます。

周りで削ってゼルネのジオコンシャインの一貫性を作って、イージーウィンすることを意識して立ち回ります。

 

 

 

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ガオガエン@マゴのみ


性格 しんちょう


実数値(努力値) 200(236)-135-110-×-154(236)-85(36)


HD:出来る限りジオコンゼルネのムンフォを耐えられるよう

S:追い風下で最速100族+3,S84ガエン+1

 

 

技構成 フレアドライブ,じごくづき,ねこだまし,とんぼがえり

 

個別解説

ルナゼルネを通す際に欲しくなる「威嚇」「鋼打点」「猫サポート」を満たしている点から採用。

 

性格を「わんぱく」にすると威嚇込みでグラードンの断崖の剣に受けだせたりするのですが、相手のルナアーラのZ等特殊方面の攻撃を貰う事が多かったため「しんちょう」で採用しました。

 

フレアドライブ」はルナゼルネで重めなカミツルギナットレイを意識して採用。

 

珍しい技として「じごくづき」を採用していますが、これには二つ理由があります。

一つ目はルナゼルネが苦手とする技「バークアウト」を採用したガオガエンを止めるため。

 

ジオコンや瞑想の能力上昇を生かして攻撃していく構築であるため、弱点が付きにくく木の実の回復込みで何度も仕事をされてしまう「バークアウトガオガエン」は天敵です。

 

「じごくづき」は相手の音技を2ターン封じ込める技であるため、ガオガエンでルナゼルネを見ようとしてた相手にはかなり刺さります。

 

バークアウトを採用してるガオガエンは「叩き落とす」を採用していない…と考えることが出来るため、バクアを封じ込めた→ルナアーラを一撃で落とす技がない…という考え方ができます。

 

逆に「叩き落とす」を打たれた場合は「バークアウト」がないため、ルナゼルネの火力は削がれない立ち回りが可能です。

 

他にもHDグラードンがジオコンゼルネアス対策として採用しがちな「吠える」も封じ込めることが出来るため、安定してジオコンゼルネの行動を通すことが可能となります。

 

環境に存在する大体のガオガエンは追い風下で最速100族を抜け、トリル下で最遅グラカイより先に動ける「84」が最大だと思ってたため、その上からじごくづきを打てるように調整しています。

 

二つ目の理由は相手のルナアーラへの安定した打点としてです。

ルナゼルネという禁伝2枠を採用してる関係上、ファントムガードでジオコンムンフォを確実に耐えてくる相手のルナアーラは処理に困る相手です。

 

ツンデ入りのルナオーガみたいに「これはトリル貼ってくるから上からZ叩けるな」…という確証がある並びならルナアーラでZを打ってもいいのですが、構築全てがそうとも限りませんし相手のルナアーラに安定して弱点を付けるポケモンが他に欲しいところ。

 

ムーンシリーズで流行ったバークアウトガオガエンだと、ファントムガードが剥がれたルナアーラを弱体化こそ出来ますが一撃で落とすことは出来ないため、何かしらの仕事はされてしまいます。

 

その点じごくづきは威力も命中も安定してる悪打点でありますので、ルナアーラの処理速度を上げることが出来ます。

 

音技を封じ込めるおまけを持ったDDラリアットみたいな感覚で使えるので、使用感はかなり良かったです。

 

 

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クロバット@防塵ゴーグル


性格 おくびょう


実数値(努力値) 189(228)-×-104(28)-×-100-200(252)


HB:C187ルナアーラサイコショックを87.5%の確率で耐え

A222グラードンストーンエッジを最高乱数以外耐え

 

HD:C201ゼルネアスのジオコンムンフォが142~168ダメージ

 

S:最速

 

 

技構成 怒りの前歯,挑発,追い風,黒い霧

 

個別解説


 当時流行っていたHDグラードン+ゼルネアスの組み合わせに強いことから採用。

HPを少し削ってBに回してる理由ですが、これはルナゼルネミラーの際にルナアーラのショックを耐えて行動してた時の名残です。

 

これでもゼルネのジオコンムンフォは余裕をもって耐えるため、黒い霧で能力リセットが狙えます。

 

おまけとしてグラードンストーンエッジも耐えるため、グラゼルネへの立ち回りも安定します。

 

技構成はテンプレ。「怒りの前歯」を「ブレイブバード」にするとモロバレルに強くなったりもしますが、前歯で雑に相手ポケモンを削りまくってゼルネのジオコンシャインを通すという勝ち筋が解りやすく強力であったため、「怒りの前歯」を選択しています

 

持ち物はスカーフテテフ対面で行動が安定する「ウタンのみ」…挑発トルネロスに妨害されない「メンタルハーブ」等色々試行錯誤してましたが、最終的にルナゼルネを通す際に厄介なモロバレルに仕事されないよう「防塵ゴーグル」を採用しました。

 

 

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カプ・コケコ@突撃チョッキ

 

性格: ようき

 

実数値(努力値) 175(236)-135-105⁻×-115(156)-181(116)

 

A:EF下ワイルドボルトで無振りカイオーガを確定1発

 

HD:C183ゼルネアスのジオコンムンフォ87.5%の確率で耐え

C222カイオーガのダブル雨潮吹き耐え

 

S:最速トルネロス+2

 

技構成 ワイルドボルト,フリーフォール,エレキネット,ボルトチェンジ

 

 

個別解説:

 

ここまで紹介した4体では「スカーフカイオーガ」入りのパーティーに不利を取っていたため、対抗できる補完枠の1匹として採用。

 

物理型のチョッキとして採用した理由は、当時少しずつ流行りつつあり、ルナゼルネでは処理に若干手間取る「ホウオウ」や「チョッキイベルタル」に大きなダメージを与えられるようにするためです。

 

火力に振らずともEF下ワイルドボルトなら、無振りカイオーガ程度なら一撃で倒せるため役割遂行としては十分です。

 

フリーフォール,エレキネットは主にドーブル入りのルナゼルネに対してドーブルこの指とまれを吸ったり、エレキネットで素早さミラーを回避するために採用しました。

 

フリフォは相手のルナアーラにも用いることが出来、ファントムガードをはがしながら行動不能にすることが出来る点は覚えておくと役に立ちます。

 

ボルトチェンジの枠がとんぼ返りでない理由ですが、環境にメジャーな避雷針持ちをそこまで見かけなかったというのもあったため、カイオーガ等を削る際の威力を重視しての採用です。

 

 

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ドクロッグきあいのタスキ

 

性格: ようき

 

実数値(努力値) 159(4)-158(252)-85-×-85-150(252)

 

H:16n-1

 

S:最速

 

技構成 ドレインパンチ,どくづき,ふいうち,ねこだまし

 

 

個別解説:

 

カイオーガ構築に選出するポケモンその2です。オーガルンパやディアオーガのようなパーティーにはガオガエンは出しにくいため、ドクロッグが猫だまし役になります。

 

チョッキはカプ・コケコに取られてしまったため、持ち物はきあいのタスキ

このポケモンの耐久力はかなり低く、耐久に振って行動回数を稼ぐという立ち回りは私には難しかったです。

 

格闘打点は伝説戦で採用されることの多い「けたぐり」よりも、カミツルギに対して大きなダメージを与えることのできる「ドレインパンチ」を採用。

 

「ふいうち」はファントムガードが剥がされた「ルナアーラ」に刺さります。

相手のルナアーラを不意打ちで縛ってる間に、隣のルナゼルネが行動する…のようなアドバンテージを得ることが出来ました。

 

しかし性格を「陽気」にしてしまったのは失敗でした。

元々遅いゼルネアスやカプ・テテフを上から「どくづき」打てたらいいなぁ…くらいの感覚で最速にしてたのですが火力が微妙に足りなく、相手のルナアーラを不意打ちで落としきれなかったり、ガオガエンとの殴り合いで微妙に落としきれなかったりとINC期間中いくつか気になる場面があったため、今後運用する際は「意地っ張り」で採用すべきだと思います。

 

 

 3,基本選出

パターン① VSグラゼルネ

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先発:

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後発:

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相手の先発はグラードン+炎ポケモン(ウルガモスリザードン)が多かったです。

ガオガエンは猫だましを炎ポケモンに打ちながらルナアーラは瞑想。こうすることで、次のターンにHDグラードンを「ムーンライトブラスター」で確実に倒すことが出来るようになります。

ファントムガードが剥がされたとしても、特防が上昇してるため炎ポケモンの攻撃は余裕で耐えつつ+1のシャドレイやショックを叩き込むことが可能。

 

相手のゼルネはクロバットの追い風からの黒い霧で対処し、こちらのゼルネアスのジオコン展開を一方的に狙っていきます。

 

グラゼルネ構築はシャドレイ受けをガオガエンに一任してることが多く、それ以外のポケモンには瞑想込みの攻撃が手痛いダメージとなるため、多くの試合で有利を取ることが出来ました。

 

パターン② VSオーガゼルネ

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先発:

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後発:

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スカーフカイオーガでこちらのパーティーを崩壊させて来るこの並びには、チョッキコケコのエレキネットや後投げドクロッグの猫だましが重要になってきます。

 

コケコのエレキネット,ボルチェンでスカーフオーガを弱体化させながら瞑想ルナアーラを通すイメージで立ち回っていました。 

 

グラゼルネと違いスカーフオーガを考えるとクロバットの選出を渋られる場合もあります。

その際ジオコンを積んだゼルネアス同士で打ち合う事もしばしばあるため、あらかじめルナアーラのZで削ったり、コケコのエレキネットで同速を回避していきます。

 

 パターン③ VSルナゼルネドーブル

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先発:

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後発:

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ツンデツンデがいないタイプのルナゼルネドーブルミラーであれば、カプ・コケコのフリフォで連れ去ったりエレキネットでルナアーラ同士の同速を回避することが可能です。

 

クロバットルナアーラサイコショックを高乱数で耐えることが出来るため、強気に挑発や追い風などで相手の展開を妨害していきます。

 

ツンデツンデがいる場合はルナアーラZを打つタイミングがかなり重要で、ルナZの守るに合わせて瞑想を決めてZ耐え調整を崩すというシビアな立ち回りが要求されました。

(ツンデの処理が遅れた結果、ボコられて1敗)

 

 

この構築とは別ですが昨年12月末~1月頭に流行っていた「グラードン」「イベルタル」「ツンデツンデ」のような構築はこのパーティー最大の弱点です。

 

グライベル環境→グラゼルネ環境にシフトしていってたため対策から切ってたのですが、1750くらいの時にマッチングしてボコられました()

 

 

パターン④ VSイベゼルネ

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先発:

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後発:

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構築相性では有利な相手。

先発ガエンクロバで猫だまし,怒りの前歯で雑に削り、ジオコンを積んだゼルネのマジカルシャインで一掃することを目指します。

クロバットがゴーグルを所持してるため、モロバレルの怒りの粉に邪魔されずに禁伝を前歯で削ることが可能です。

ゼルネの全抜きを止めに来るモロバレルは、ゴーグルクロバットとガエンルナアーラ

優先的に処理しておきたいです。

 

 

パターン⑤ VSディアオーガ

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先発:

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後発:

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テテフツルギの追い風展開から来た場合は、フリフォでツルギを連れ去りながら隣にルナZを打ったり、エレキネットで素早さダウンを狙ったりします。

 

ディアルガ,ガオガエンのトリル展開から来た場合は相手側は低速の選出になるため「めいそう」のチャンス。

 

フリフォでガエンを連れ去りZ警戒で守ってきたディアルガ相手に瞑想を積んでしまえば、次相手はルナZを受けることが出来ず「だれか1匹は切らなければいけない状況」になります。

 

 

パターン⑥ VSネクロオーガ

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先発:

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後発:

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立ち回りはディアオーガと殆ど変わりませんが、鋼枠がゼルネアスの攻撃を半減&一撃でゼルネアスを倒すことのできる「日ネクロズマ」であるため、ディアルガ以上にルナアーラの攻撃で優先的に処理したいところです。

 

オーガルンパから来た場合は、コケコをドクロッグに下げながら猫だましで展開していきます。

 

 

ルナオーガ

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先発:

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後発:

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こちらもディアオーガと立ち回りは変わりません。

ルナオーガのルナアーラは「トリル」展開をメインとすることから同速負けはないだろうと考え積極的にZをぶっ放してました(後に最速トリルルナアーラで結果を残した構築が公開され、この立ち回りは危険だったと反省していますが)

 

シードテテフとルナアーラが初手で登場した場合「サイドチェンジ」でかく乱してくる可能性があったため、コケコのフリーフォールで対処していました。

 

 

 4,あとがき

昨年惨敗に惨敗を重ね…全ての予選でダメになった時、実況活動を引退しようかと考えていたくらい凹んでいた記憶があります。

 

VGC2019ルールがGSルールと発表された当初は、普段全国ダブルを好む私にとってあまり好きなルールとは思えませんでした。

 

しかし周りに次々と「公式実績」を持つ人がダブル実況者として登場しており、憧れや越えたいという気持ちから今年こそは予選を抜けて「PJCSに出場したい!」…とリベンジすることにしました。

 

GSルールなんて6世代の頃はやったことなかったので、3回のルールが違う予選があったのは伝説戦初心者の私にはとてもありがたかったです。

 

サンルールでは構築を最後まで煮詰めきれずに予選落ちしてしまいましたが、ムーンルールで追加された要素は「Z技のみ」。

 

サンルールで結果を残した構築が公開され、それがベースとなり環境が作られていたため、サンルールの知識を活用して環境考察を進められたのが、今回ムーンルールで予選抜けすることが出来た理由の一つなのかなと思いました。

 

「公式予選を5位で通過」なんて今後一生かかっても達成できないんじゃないかというくらいできすぎた結果ではありましたが、念願の予選通過メールが届いたときはTwitterに固定するくらいうれしかった記憶があります。

 

次は新地方の「ガラルダブル」で戦っていくことになると思いますがこの1年間のVGCの取り組み方を生かし、来年のPJCSにも出場できるよう頑張っていこうと思います。

 

 

※PJCS2019で使用した構築の記事は後日また書きます(多分、剣盾以降)

 

 

 5,動画

このパーティーでINCFebruaryに挑戦した時の対戦動画です。(全5回)


【ポケモンUSM実況】INC最終5位!瞑想ルナゼルネ予選突破への道 #1【ダブルバトルS14 】